横浜から鎌倉へ10km以上をラクラク踏破。自分たちで道を選ぶから楽しい
10代前半が、高度な “自由” と向き合い、試行錯誤することになるフリーダム・アイランド。遠足も、「引率の大人に連れていってもらう」というような、小さい子ども向けのものではありません!
まず、ミッションが書き込まれたマップをグループに配布。
スタッフはスタート地点までは同行しますが、そこで一旦さようなら!
自分たちでマップを見ながら、道を選び、どうしたらミッションをクリアしつつ、最短でお昼のゴールにたどり着けるか、頭を捻って考えます。(見守りはGPSで行い、LINEでいつでも連絡を取れる体制としています)
実はこのミッション、簡単ではありません。
たとえば③の「2つの池の写真を撮れ」。
スタートしてすぐ近くにある瀬上池に目が行ってしまいますが、瀬上池に行くとなると、低地まで一回降りてから登り返すことになり、かなり疲れてしまいます。
ある子が、マップ内に “瀬上池がよく見えます” と書いてあるのを発見し、「写真を撮るだけだったら、池のそばまで行かなくてもいいんじゃない?」と提案。
いいですね、こういう発想力が素晴らしい。
(ところが実際にそこに行ってみたところ、木が生い茂ってしまっていて、池が見えなかったとのこと。トラブル発生!さあどうする???)
ムードメーカーとして引っ張る子、参謀としてアイデアを出す子、道があっているのかマップで丁寧に確認する子、などなど、互いに補い合いながら進んでいきます。
こうして、ああでもない、こうでもないと相談したり、トラブルに対処したりしているうちに、気がつくと5〜6kmをいつの間にか歩いてしまっています。
午後はスタッフも一緒に行動しますが、1日トータルで、10〜12kmを踏破。そのあいだ、「疲れた」「ダルい」などのネガティブな言葉は一切聞こえてこないんですよ。
(終盤は「足が痛い」という子はいますけどね。それだけ歩いているんですから当然です)
ランチのあとは、鎌倉の秘密の紅葉スポット「獅子舞」の谷へ
お昼のゴールである、横浜自然観察センター前で、ランチを食べ、休憩したあとは、鎌倉へ向かいます(ここからはスタッフも同行します)。
ずっと森の中を行きますが、横浜市と鎌倉市では管轄が違い、途中には「市境広場」という場所もあります。
鎌倉市に入ると、特有の切り通し的な地形が見られたり、笹や竹林が現れて植生が変わったり、明らかに風景が変わり、歩いているだけでもおもしろいんですよ。
遠足のハイライトは、行政の公式マップには載っていないことが多い、「獅子舞」の谷です。
黄色いイチョウの絨毯に、燃えるように鮮やかな紅葉、そして抜けるような冬晴の空。
12月に入って、紅葉が本格化するのですが、素晴らしいのひとこと。子ども「すごい……」「きれい!!」と思わず息を呑みます。
人気の秘密は、小町通りでの自由食べ歩き!
獅子舞の谷を抜けて、鎌倉市街へと入ります。
鎌倉遠足が人気の理由は、もちろん紅葉(12月開催)も桜(4月開催)も見事ではあるんですが、それよりもなによりも、“食べ歩き” にあります。
ご存知の方も多いと思いますが、鎌倉駅から続く鶴岡八幡宮の参道と平行して、一本裏には、小町通りがあります。たくさんのグルメや雑貨、お土産屋さんが軒を連ねる、注目スポットです。
鎌倉遠足では、お小遣いを2,000円に設定。10〜12km歩いてきたご褒美ではないですが、好きなものを好きに食べたり飲んだり、お買い物をしたりできます。
これが10代前半(小学校高学年〜中学生)には大人気!大人でもワクワクしてしまうスポットなので、当然ですよね。
そして何より、誰にも何も口出しされず、自分でハンドリングできるというのが、このお年頃の子たちにとって、最高の報酬になります。
10代前半ともなると、自立心が育って、親とのお出かけを嫌がるとか、何かと出不精になるとか、思うところもあると思いますが、それにもやはり理由があります。
フリーダム・アイランドでは、お年頃の子どもたちの心をくすぐる、遠足や行事、部活動を多数実施していますので、「YouTubeばかりじゃなく、もっと外に出てほしい」とお悩みなら、ぜひ遊びに来てくださいね。