保護者のみなさんへ
夢中になる力を、
世界を自由に歩き回るための武器にする。
「やりたい」という意欲を妨げられることなく、好奇心の赴くまま、夢中になる体験を重ねながら、すくすくと育ってほしい――。
そんな願いの元で成長してきた子どもたちは、年齢が上がり、思春期真っ只中の10代(小学校高学年〜中学生)に差し掛かっても、自分から様々なものに興味を向け、世界を広げることが、大の得意であるように見えます。
私たちは、学校を卒業して、大人になってからも、ずっと学び続ける必要があります。
常に新しい状況に直面し、適応を迫られ、答のない決断を繰り返さなければならないからです。
新しいことを知り、学ぶことは、根本的に充足感のある体験ですが、すべてはその対象に興味を持てるかどうか次第。
やらなければいけない勉強は捗らないけれど、おもしろいと思えば、睡眠時間を削ってでも熱中してしまうのですから。
夢中になる力を武器に、進学やキャリア形成を考えられる時代に
フリーダム・アイランドは、夢中になることを武器にしてきた子どもたちが、10代前半に差し掛かり、さらなる飛躍を叶えるための滑走路であり、武器をさらに磨き上げるための秘密基地です。
彼ら・彼女たちの強みは、自分で興味を向けられるからこそ、圧倒的な早さで知識を吸収できること。
夢中になる体験をしてこなかった子たちに比べ、広範で雑多な知識を蓄えられます。
このような知識の量と厚みは、驚くようなアイデア、様々な物の見方、情報収集力や分析力など、あらゆる能力の土台となります。
私たち親世代の受験・就職ならば、こうした能力があったところで、いったい何の役に立つのか? それでメシが食えるのか? と言われたかもしれません。
しかしながら昨今の大学入試では、推薦入試と総合型選抜での進学の割合が、5割前後となっています。
多くの場合、学校で一定の成績を上げる必要はありますが、少なくとも「受験のために猛勉強をしてテストに合格する」というだけが大学入試ではなくなっているのが事実です。
さらに総合型選抜の中には、探究学習での選抜を行う大学・学部も出現し、増加の傾向が見られます。
個々の自立の度合いや、主体性、行動力、協働力、探究力など、それまで何に関心を持ってどのようなことをしてきたか? どんな武器を磨いてきたか? が問われるわけです。
言うまでもなく、夢中になることを武器にしてきた子どもたちが極めて優位であり、しっかりと進学を意識した教育ができれば、独壇場となりえる可能性を秘めています。
社会を知り、自分を知り、武器をさらに磨く
10代前半では、まだ少し、大学進学やキャリア形成を明確に考えるには、早いタイミングかもしれません。
自立心が育ち、急激に子どもから大人に変化していく様子を、どっしりと構えて見守る必要もあります。子ども本人も、私たち親も、変化にアジャストする時間が必要です。
しかし、種は蒔いておくべきです。
私たちが生きる社会の本質に触れておくこと。自分がどう関わるのかを試行錯誤しておくこと。
自分の世界を広げられる、圧倒的にリアルな体験をさせてあげること。
私たち親の想像を超えて、驚くようなスピードで世界を広げ、いつしか自分らしく社会へ羽ばたいていく……そんな子どもたちの姿が見られるよう、10代前半の成長に特化した環境を、全力で作り上げていきます。
一般社団法人リアルエクスペリエンス 代表理事
寄金 佳一(よりかね隊長)
ベースプログラム
自分たちで決めて、自分たちで計画し実行する
◇パラダイスデー(千葉県御宿町)
責任を果たすから自由! 自分たちで決めて、自分たちで計画し実行する、フリーダム・アイランドの根幹プログラム。自分で決めてやってみたからこそ得られる「実感」からの、驚くような成長が魅力です。
「自由」の本質に触れたり、個性の違うメンバー同士で認め合って、成果の最大化のために試行錯誤する経験ができたり、進学においても評価される「自立」と「協働」のトレーニングができる一面もあります。
プログラム日数:3〜5日間(季節ごとの3〜4回開催) 参加費用:別途
◇フリーダムデー(神奈川県横浜市)
フリーダム・アイランドの登校日です(その日の目的によりオンライン参加ができる日もあります)。
自分たちでクイズ大会やゲーム大会などテーマを決めて活動したり、スクール生企画イベント(日帰り、春休み・夏休み3〜4日の旅行)のミーティングを行ったりします。花火や宿泊ができる日も。
参加費用:無料(食費、活動費が発生する場合は子どもが持参)
◇オンラインコミュニティ
リアル体験を重視するフリーダム・アイランドですが、スクール生の居住地域はバラバラであるため、いつでもコミュニケーションできるように、オンラインコミュニティ(LINEオープンチャット)を中心に置きます。
スマートフォンの活用およびセルフコントロールは、この世代の子どもたちにとって必須の学び。お子さんのスマートフォン所持を推奨しています。
小学生・中学生に初めてスマートフォンを持たせるときの準備パーフェクトガイド – フリーダム・アイランド
参加費用:無料
カリキュラム紹介
行事・イベント
自分の武器を知り、レベルを上げる
◇遠足
フリーダム・アイランドの活動では、子ども同士の相互理解が鍵になります。チームビルディングを主な目的とする、日帰り〜2泊3日程度の遠足です。東京ディズニーシーでのアトラクション制覇チャレンジから、新潟県湯沢町でのお夏アクティビティまで、様々なフィールドで開催しています。
参加費用:別途
◇フリーダム・トラベル(スクール生企画イベント)
フリーダム・アイランドのスクール生は、自分たち企画の旅行を計画できる権利があります!活動の集大成とも言える、夏休み、および年度末(春休み)のスペシャルイベントです。
仲良くなった友人たちと、どこへ行くのか、そこで何をするか、どうやって行くのか。
そして、予算内に収めるにはどうしたらいいのか。すべて自分たちで考えて実行します。
参加費用:別途
◇自由研究発表会
夏休み明けの文化祭と、春休みの学年末祭の年2回開催。「やりたい!」と思ったら誰もが参加でき、自由研究づくりのサポートも行っています。
探究力を磨いて進学・キャリア形成を目指すには欠かせない経験。ですが、細かなノウハウやテクニックは一旦置いておき、評価基準は ①その子らしい発表だったか=大賞 ②聞いていて退屈しない発表だったか=爆笑で賞の2つ。
「難しそうな印象だったけど意外とできちゃうな」「やってみたら、おもしろかったな」と次のステップに進みたいと思える体験ができます。
参加費用:無料
遠征プログラム
自分の世界を、圧倒的に広げる
日本全国のアウトドアフィールドを年間100日近く駆け回る、よりかね隊長がプロデュースする、自然・アウトドア体験をベースとするプログラムです。
思春期真っ只中の10代前半(小学校高学年〜中学生)にとって、本当に価値があり、夢中になれる体験とは何か?を突き詰め、世界自然遺産や、それに匹敵する、国内最高峰の自然があるフィールドへ遠征します。
◇石垣島7日間生活
予定はすべて白紙!真夏の南の島の貸し切りビーチハウスで、自分たちで生活をしながら、自分たちで計画して活動します。
マリンスポーツ、シュノーケリング、カヤック、滝&ターザンロープetc. それぞれの興味・関心から出発して熱中する、フリーダム・アイランド一番人気のプログラム。
◇スキー&スノーボード&雪遊び合宿
新潟県南魚沼市「舞子スノーリゾート」または新潟県湯沢町で開催。
国内最高峰のスキー/スノーボードスクールの受講、広大な雪原での雪遊びなど、自分で決めて満喫する雪合宿です。
◇雪国古民家生活
世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」がある富山県利賀村エリアの古民家(貸切)で開催。
厳しい寒さ。見たこともないような大雪。思いつく限り何でもできる雪原と、裏山の急斜面。古民家の屋根裏にはテント&ハンモックも。
世界自然遺産・野生動物探し
好きなものに熱中して、興味を深める
地球規模で見ても、大変珍しく、濃厚な大自然がある、日本の世界自然遺産地域で、野生動物を探すプログラムです。
自由研究発表会の題材とすることもできます。
◇世界自然遺産・知床|野生動物探し
そのへんにヒグマがいる、海にはクジラが泳いでいる。ひとたび足を踏み入れれば、明らかに “違う” とわかる。そんな、日本だけど日本じゃない、北の大地の果てで、好奇心を発揮しながら野生動物を探します。
秋開催は「大型哺乳動物編」。ヒグマやエゾシカ、キタキツネなど知床を代表する動物たちを探し、また「なぜこんなにもたくさんの大型動物が生息できるのか?」その秘密に迫ります。
冬開催は「流氷ウォーキング編」。特徴的な生態系(食物連鎖)の起点と考えられている、流氷の中に入って、クリオネを探したり、翼を広げると2.5mにもなる巨大さのオオワシ・オジロワシを探します。
◇世界自然遺産・奄美大島|野生の生き物探し
世界自然遺産の中でも、生き物の濃密さ・種類の多さでは最高峰の「奄美大島」で、夜のジャングル、珊瑚の海、滝&川、マングローブ林など様々なフィールドで野生の生き物を探します。
天然記念物のアマミノクロウサギをはじめ、珍しいヘビやカエル、イノシシ、鳥類や昆虫類、絶滅危惧種や固有種も。
テーマパーク学部
「楽しい」のはなぜ?テーマパークの裏側に迫る
国内最大(当時)のディズニーWebメディアを生み出した経歴を持つ、よりかね隊長がプロデュース。“楽しい!” に隠された秘密=ブランドコントロールやマーケティングの存在に気づき、世の中の仕組みへの理解を深めていきます。
インプットは、クイズ形式で楽しいオンライン研究と、遠足「アトラクション制覇チャレンジ」で。
学年末祭を目標に、自由研究発表の題材にするのもOK。
自分なりにテーマを決め、仮説を立て、フィールドワークへ行って調査し、自由研究を作成できます。
石垣島7日間生活
“お金を稼ぐ” をやってみる。
仕事とは、嫌なことを我慢するかわりにお金をもらうことではなく、価値を提供するかわりに対価を得ること。そして、ただ価値を出すだけではなく、それを必要としている人のところに、どうやって届け、どうやって買ってもらうのか?
子どもたちに、ビジネスや働くことそのものに興味を持ってもらう入り口として、誰もが気軽にスモールビジネスにチャレンジできる疑似マーケットプログラム「asobi基地マーケット」をテスト中。
最初は「お金をもうけたい」「●●がやりたい」という、シンプルな理由からスタートするはず。うまくいったり、いかなかったり、様々な実感や、気づき、発見の過程の中で、やりたい事を自分で計画し、実行できるようになる子も出てくるでしょう。
また、大人がどのようにお金を稼いでいるのかを知ったり、プロの仕事に触れたりするプログラムも展開していきます。2021年春には、プロのWebデザイナーとロゴ&HP制作をするオンライン企画を実施しました。
「大人になる10代前半のための実験場」を知るための、
4つのキーワード
1. 自己決定できる自由
すべてのプログラムに共通する最大の特長は、「自分で決めてやってみる」。
きちんとできるかどうかではなく、自分で考えて、自分の責任でやってみて、失敗したり、成功したりする中で、様々な「実感」や「気づき」を得る機会こそを大切にします。
2. 誰にとっても居場所
一人ひとりの個性を大切に、自分らしくいられる場を、スタッフ・保護者・子どもたちみんなで作っていきます。
そして、「何をするか」「何をしないか」を、自分で決める自由が保証されている場であるということを、最も大切にしています。
どう関わるかは、常に子ども自身に主導権があります。何かに没頭するのも、逆に、いまは何もしないという選択も、あたりまえのように許される場です。
3. 自分の自由と、他人の自由
意見の違いや喧嘩を忌避せず、価値観・考えの違う他人と、「いったいどうやって共存すればいいのか?」を模索できる場を作っていきます。
自分の自由は大切。一方で、価値観の違う他人の自由を尊重し、共存する方法を模索することも、同じくらい大切です。自分の権利だけを主張していれば、ルールが増えてがんじがらめになり、結果として自由を失っていってしまうからです。
4. 自分を知る
自分の考え・思いを言葉にしたり、誰かの話を聞いたりすることを通して、「自分」をよく知り、世の中との関わり方を探します。
「自分がどう思っているのか」に目を向ける機会は、自分の考えをまとめ、伝える良い経験に。他の誰かの意見・考え方を聞くことで、価値観の違う他人がいる事実を知ることができます。
相対的に、自分の立ち位置や、強み、弱み、好き嫌いなど、より深く自分を知ることに繋がります。自分の意見を持ったり、その輪郭が見えてくる手助けとなるような場作り、プログラム開発を進めていきます。
COLUMN
関わる私たち(大人)が
大切にしたいこと
スタッフ、そして保護者の皆さんも含め、かかわるすべての大人は、「子どもたちと本音で向き合う」ということを大切にしたいと思っています。
「まだまだ未熟だから」「将来のためだから」「親としてはこうしてほしいから」私たちは時として、こうした思いに囚われて、理屈や正論で子どもたちに接してしまったり、本人の意思を無視してコントロールしようとしてしまったり、しがちです。
けれども、人生経験が短いとは言え、彼らも紛れもなく、一人の人間です。
半人前扱いするのではなく、逆に子どもを不可侵な存在とするのでもなく、尊重し、誠実に向き合う。それでこそここが、子どもたちにとっての、第2・第3の居場所となるはずです。
そして、「フリーダム・アイランド」は、なにかを教え込む場ではなく、自分の意志で選び、自ら学びを深めていく場所。私たち大人スタッフは、子ども自身が、自ら世界を広げていけるように、見守り、サポートする「友人」でありたいと思っています。
先生や講師ではなく、対等な関係性であり、親子ほど濃密過ぎない間柄であり、常に一緒にいるわけではないし、歳も離れているけれど、心を許せる存在であることが理想です。
募集中プログラム
【2/27-3/2】世界自然遺産・知床|野生動物探し(厳冬)流氷ウォーキング編 – 募集要項
準備中です!情報公開までもう少し待ってね! 入学案内 フリーダム・アイランド入学申し込み 世界自然遺
【11/2〜4】新パラダイスデー2024秋の3連休スペシャル|千葉県・御宿 – 募集要項
夢中になる力を磨いてきた10代前半(小学校高学年〜中学生)が、さらなる飛躍を目指すための、実践的アウ
【10/12〜14】世界自然遺産・知床|野生動物探し(秋)大型哺乳動物編 – 募集要項
そのへんにヒグマがいる、海にはクジラが泳いでいる。ひとたび足を踏み入れれば、明らかに “違う” とわ