お知らせ

野生動物に会いに “北の果て” へ旅をする!「世界自然遺産・知床|野生動物探し(秋)」開催レポート

知床で原生林トレッキングをする小学生・中学生

「日本は自然豊かな国である」とよく言われますが、世界自然遺産・知床は、その中でも明らかに群を抜いていて、よりかね隊長が「国内ナンバーワン」と断言する、野生動物の宝庫です。

ヒグマ、エゾシカ、オオワシ(翼を広げると2.5m)など、特に大型動物にかけては、右に出る地域はまずありません。

それだけではなく、地球レベルで見ても特徴的な生態系を持ち、絶滅危惧種や固有種も多く生息しています。

そんな、日本だけれど日本じゃない、北の大地の果てで、多感な10代前半が、自分の世界を圧倒的に広げるプログラム。どのような体験ができるのか、詳しくレポートします!

飛行機で「女満別空港」または「中標津空港」へ

世界自然遺産である知床半島は、北海道の東の果てにあります。

おおよそ、網走と根室の中間に位置し、すぐ目の前に、国後島を始めとする北方領土があります。オホーツク海に面しています。

首都圏からのアクセスは、もちろん飛行機。女満別空港または中標津空港の利用で、どちらからも車で1時間30分ほどです。

1日目:さっそくナイトサファリへ!

世界自然遺産・知床プログラムは、秋と冬の年2回。どちらも唯一無二の体験ができる、まったく違った内容での開催です。

秋は学校行事やテストも多いため、3連休に開催することになりますが、たった3日間では体験も急ぎ足!

1000km以上の大移動をして、ホテルにチェックイン&夕食を食べたら、さっそくナイトサファリへ出発します。

世界自然遺産・知床でのナイトサファリで見つけたキタキツネ

世界自然遺産・知床での現地ガイドは「ピッキオ知床」に依頼しています。

知床には何度も視察に行ってプログラム開発をしましたが、その中で、

「この人たちなら、間違いなく、子どもたちの好奇心に全力で応えてくれる!」

と確信を持てたのが、ピッキオ知床のみなさんでした。

ひとことで言えば、「仕事でやっているというよりも、本当に知床や生き物が好きだからやっているんだなぁ」という実感が、ひしひしと伝わってくる、そんな人たちです。

世界自然遺産・知床でのナイトサファリで見つけたエゾシカ

ホテルまで迎えにきてくれた車に乗り込み、いざ出発。

野生動物なんて、普通はそうそう会えるもんじゃないわけですが、知床では違います。

市街地からほんの数分で世界自然遺産の構成地域に入りますが、すぐにエゾシカの群れを目撃。そのすぐ後にキタキツネに出会います。

車の窓のすぐ向こう、意外なほどの至近距離に、野生動物たちがいるわけで、当然、子どもたちの興奮の声が、車内に響き渡ります。

世界自然遺産・知床でのナイトサファリで見つけたキタキツネ

この日は残念ながら、ヒグマには会えませんでしたが、この秋は3回に1回くらいの頻度で、出没しているそうです。

知床半島は、ヒグマの生息密度が世界有数。

これが何を意味するかというと、あれだけの大型哺乳動物が、近い距離で共存できるほどに、餌が豊富にある地域だということです。

2日目・午前:川へ鮭の遡上を見に行く

世界自然遺産・知床で川を遡上するサケやマスを見る小学生と中学生

豊かな大自然があり、ヒグマが高密度で生息できるほどに、動物の餌も豊富にある知床半島。

その象徵とも言えるのが、川を遡上するシロザケやカラフトマスの存在です。

橋の上から川を覗き込むと……

世界自然遺産・知床の川を遡上するサケやマス

子どもたちから思わず

「すげー!」

「あれ、手を突っ込んだら絶対にとれるでしょ!?」

という声が上がるほど、たくさんのサケ・マスが泳いでいます。

※川を遡上するサケ・マスは採取禁止です。海側も、河口の両サイド500mは禁漁となっていますので、ご注意ください!

世界自然遺産・知床の川を遡上するサケやマスと、中学生

知床がこんなにも豊かな理由は?

すべての起点は、厳冬期に、ロシア・アムール川の河口周辺から、はるばる流れてくる、流氷だと考えられています。

流氷は、アイスアルジー=植物プランクトンを運んできます。

植物プランクトンを餌に、動物プランクトンが育ち、それらを餌にする海の生き物たちが育ちます。サケ・マスもその一つです。

海の生きものが豊かだと、それらを餌にする海鳥や、アザラシなど海棲哺乳類、ヒグマなど陸生哺乳類が生きていくことができます。

川を遡上して産卵したサケ・マスは力尽きますが、死体は陸地にリンを始めとするミネラル成分を運ぶことになります(動物が食べたあとの糞もそうです)。

リンは植物にとって欠かせない栄養素であり、草食動物をも支えることになるわけです。

こうした流氷を起点とする、特徴的な食物連鎖こそが、知床半島を世界自然遺産たらしめている理由です。

2日目・午後:原生林トレッキング、そして絶景!

秋の知床連山

昼食を食べたら、午後は原生林に入って、野生動物探しをします。

天気が良ければ、知床連山の見事な風景も見られます。これが冬開催では、こうなります。

真冬の知床連山

どちらの季節の景色も見たいですよね。

さらにオマケで、羅臼岳(一番手前の山)の頂上からの景色は、こんな感じです。

羅臼岳頂上からの景色

2020年の秋に、プライベートで登ってきました。右奥に見えているのは国後島です。

(プログラムでは登りません!標高はそれほど高くないのですが、200mくらいから登るので運動強度がかなり高く、トレッキング中級者以上向けです)

さらに海岸沿いの絶壁からの景色も!

知床の原生林トレッキングで見る知床半島とオホーツク海

どこから見ても日本離れしている、すごい景色です。

そんな知床連山を背に、原生林へと分け入っていきます。

知床で原生林トレッキングをする小学生・中学生

道なき道を進むので、子どもたちにもワクワク感があります。

実は、整備された木道歩きだと「疲れた」という愚痴ばかりが聞こえてくるのですが、原生林トレッキングではそれがないんです。

原生林トレッキングでは、野鳥やエゾシカを筆頭に、エゾリスやシマリス、キタキツネなどに出会える可能性があります。

なお、ヒグマに遭遇する可能性もゼロではありません。対処法をしっかり身につけているガイドさんなしでは、なかなか足を踏み入れられませんね。

ちなみに、熊が出ると本州では射殺されますが、知床では、熊が出たエリアに人間が近づかないという対処をします。野生動物たちの棲み家に、人間がお邪魔するわけです。

そして最奥部では、オホーツク海の絶景に出会えます。

世界自然遺産・知床での冬の原生林トレッキング

この原生林は、冬にはスノーシューをはいて野生動物探しをするのですが、オホーツク海には流氷が押し寄せています。

世界自然遺産・知床でオホーツク海に沈む夕日を見る小学生と中学生

原生林トレッキングを終えると、日没の時間でした。

オホーツク海の水平線に沈む夕日! 雄大な風景であるのはもちろん、色が素晴らしいんです。

3日目・早朝:サケ・マスの水揚げ量が日本一!水揚げを実際に見学

ウトロ漁港の鮭テラスから見るサケ・マスの水揚げ

知床半島の玄関口、斜里町は、サケ・マスの水揚げ量で日本一です。

ウトロ漁港には「ウトロ鮭テラス」という見学施設が無料開放されており、誰でも水揚げの様子を見学できます。

ウトロ漁港の鮭テラスから見るサケ・マスの水揚げ
ウトロ漁港の鮭テラスから見るサケ・マスの水揚げ

巨大な網とクレーンで水揚げされる、大量のサケ・マスに、思わず子どもたちも見入ってしまいます。

サケ・マスは定置網漁なのですが、海岸沿いの道路を走っていると、わりと「すぐそこ」に定置網があるのが見えます。豊かな海を実感せずにはいられません。

定置網には、サケ・マス以外の魚、たとえばブリやフグなども紛れ込みます。

選別は手作業で行わざるを得ないそうです。実際に写真でも、立派なブリやフグの姿が見られますね。

3日目・午前:ウトロ漁港で釣りに熱中!

ウトロ漁港で釣りをする小学生と中学生

世界自然遺産の海には、どんな魚がいる? 釣りをしたら釣れるの?

ということで、秋開催では釣り体験を組み込んでいます。

ウトロ漁港で釣りをする小学生と中学生

実際、とても簡単に釣れます。

しばらく釣れなくなる時間もあるのですが、そうすると子どもたちは、あれこれ試行錯誤を始めます。釣る場所を移動してみたり、釣った魚を解体して餌にしてみたり、仕掛けを遠くに投げ込もうとしてみたり。

ウトロ漁港で釣りをする小学生と中学生

実は仕掛けを投げ込むと、海底の岩礁や障害物に根掛かりして、仕掛けが切れてしまいます。仕掛けのセッティングから自分でやり直しなんですが、これも学びですね。

やってみたいから試してみる。これが成長のためには重要。ちなみに自分たちで解体した魚の切り身では、そこそこ釣れていました。試行錯誤が成功した例です。

ウトロ漁港で釣れたカジカの仲間

釣った魚は、飛行機だと持って帰るのが大変なので、ウミネコやカモメにあげます。

次から次へと釣れるので、海鳥たちもお腹いっぱいになりそう? 帰りの飛行機の時間ギリギリまで、夢中になれる豊かな時間が続きます。

冬開催「流氷ウォーキング編」連続参加で、理解が深まる

秋開催では、たくさんの野生動物に会い、川を遡上するサケ・マスを始めとする、海の豊かな生き物たちを見ることができます。

そしてこれらはすべて、流氷がもたらすアイスアルジー(植物プランクトン)が起点。

なぜこんなにも世界自然遺産・知床が豊かなのか、強烈な実感と共に理解してもらうために、冬の「流氷ウォーキング編」との連続参加がおすすめです。

冬は、ドライスーツを着用して流氷の中に入って遊び、クリオネも探します。これが楽しくてしかたがない!

また野生動物も豊富に見られます。中でも、翼を広げると2.5mにもなる巨大なオオワシは必見。真上を飛んでいくと、本当に心を動かされます。

もちろん、知識のインプットも、ピッキオ知床のみなさんの助けを借りて、しっかりします。

ただ教室で教わっただけでは、十中八九、すぐに忘れてしまうでしょう。しかし、実際に知床に行って、野生動物に会い、釣りや流氷ウォーキングなど、夢中になって遊んでしまう体験があれば、心と記憶に深く刻まれます。

なにより、そこには、実感を伴う本質的な理解があるんです。

冬プログラムは、流氷が流れ着くこの時期だけ! の2月末〜3月上旬開催です。

2024年冬休み〜2025年春休み アウトドアプログラム比較(開催地、日程、参加費用、特徴)

プログラム名開催地日程参加費用特徴
冬休み北海道探究|洞爺湖有珠山ジオパーク&雪遊び北海道「洞爺湖有珠山ジオパーク」2024年12月27日(金)〜30日(月)3泊4日66,000円+航空券代+食費・活動費等 ※詳細は募集要項で確認・温泉付きログハウスを拠点に「洞爺湖有珠山ジオパーク」を探究。興味関心から自分たちで計画して活動
・噴煙を上げる有珠山は24年前に噴火したばかり。カルデラ湖の洞爺湖、火山科学館、噴火の遺構など、地球の神秘を体感&インプットできる探究学習プログラム
白馬|スノーボード&雪遊び合宿長野県白馬村2025年1月3日(金)〜6日(月)3泊4日【募集締切】75,970〜91,370円+交通費(小学生8,040円、中学生16,080円)+リフト券代等 ※詳細は募集要項で確認・世界に認められるパウダースノーと白馬三山の絶景!
・初チャレンジチームとレベルアップチームに分かれてスノーボードスクールを受講(2日間)
・最終日はスノーシューをはいて雪におおわれた森へ
湯沢|スキー&スノーボード合宿新潟県湯沢町2025年2月22日(土)〜24日(月・祝)2泊3日【募集締切】61,600〜89,100円+交通費(上越新幹線|自宅 – 越後湯沢駅間)+リフト券代等 ※詳細は募集要項で確認・広い雪原で全力雪遊び+カードゲーム大会でチームビルディング
・スキー/スノーボード別に初チャレンジチームとレベルアップチームに分かれてスクール受講(2日間)
世界自然遺産・知床|野生動物探し「流氷ウォーキング編」世界自然遺産・知床2025年2月27日(木)〜3月2日(日)3泊4日100,400〜114,200円+航空券代+昼食代等 ※詳細は募集要項で確認・この時期だけ!流氷の中に入って遊べる「流氷ウォーキング」
・野生動物の宝庫。翼を広げると、最大2.5mにもなるオオワシなど、固有種や絶滅危惧種を含め、様々な生き物に出会える
・圧倒的な実感が学びにつながる探究学習プログラム
パラダイスデー2025春休みスペシャル千葉県御宿町2025年3月27日(木)〜31日(月)4泊5日41,800円+宿泊費+交通費+自炊代 ※詳細は募集要項で確認・フリーダム・アイランドのベースプログラム
・夢中になる力を磨いてきた10代前半(小学校高学年〜中学生)が、さらなる飛躍を目指すための、実践的アウトドアプログラム
・滞在中の予定は白紙。衣食住から遊びまで、自分たちで決めて、自分たちで計画し実行

※2024年冬休みはパラダイスデーの開催がありません。ご了承くださいませ

※昨シーズンまで開催していた舞子スノーリゾートでのスキー&スノーボード&雪遊び合宿は、舞子スノーリゾート側の受け入れ体制が整わない事情により、現時点では開催見送りとなっております

魚もウミガメもたくさん!の離島で釣りに熱中「釣りざんまい生活@神津島」開催レポート

釣りをするようになったら、「離島で釣りをしてみたい……!」と憧れる人は、大人・子ども問わず多いはず。

そんなワクワクを実現する、黒潮のど真ん中「神津島(伊豆諸島)」での釣り遠征プログラムを実施してきましたので、

どんなところなの?

魚はいっぱいいるの?

などなど、気になるポイントをレポートしたいと思います!

金曜の夜22:00集合。夜行の大型客船で約10時間!

神津島は、伊豆諸島のちょうど真ん中くらいにある島です。

伊豆大島→利島→新島→式根島ときて、神津島。

アクセスは竹芝桟橋からの大型客船・ジェット船、調布飛行場からの飛行機があります。

釣りの場合は荷物が多いので、飛行機の選択肢は事実上なし。ということで、船で向かいます。

移動手段としてはジェット船がいちばん負担が少ないのですが(3時間10分)、初日からがっつり釣りがしたいので、前夜に出発する夜行の大型客船「さるびあ丸」で向かいます。

集合は、金曜の夜22:00に竹芝桟橋。浜松町駅や大門駅から、歩いて10分とかかりません。

10代前半の子どもたちに未知のワクワク感を!という意味でも、夜行の船はいいですよね。

出港は23:00で、一晩寝て、翌朝9時前には到着してしまいます。あっという間です。

しっかり酔い止めを飲んでおけば船酔いは大丈夫ですし、揺れが眠気を誘発して、意外と眠れてしまうと思います。

ただ、朝4:30くらいから、最初の寄港地・伊豆大島への到着準備で、船内アナウンスが始まり、あかりもついてしまうので、アイマスクや耳栓はあったほうがいいかもしれません。

神津島・多幸湾に大型客船さるびあ丸で到着

伊豆諸島は火山群島です。神津島も、まさに自然が作り出した造形という感じで、風景が素晴らしい。

正面に見えているのは天上山といい、トレッキングもできます。

神津島・多幸湾

まだ港についただけですが、海の綺麗さに興奮してしまいますね。

釣り場まですぐ!の島宿・浜の家(はまのや)に宿泊

神津島「浜の家」の客室の窓からの景色
神津島「浜の家」の客室

伊豆諸島の中で神津島を選んだ理由はいくつかありますが、釣り遠征プログラムであることを考えたときに、「一級の釣り場が、宿からすごく近い」という点が、非常に大きかったです。

今回はその中でも、いちばん釣り場に近い宿で、子どもたちと一緒でも利用しやすそうだった「島宿 浜の家」に相談をして、宿を取りました。

3連休で満室だったと思いますが、それでもとてものびのびできて、居心地良く過ごせました。

爆風の中さっそく釣りへ。カンパチの若魚・ショゴが釣れる!

釣り場は、神津島港の前浜桟橋。「浜の家」から歩いて5分ちょい、と言ったところです(沖に突き出す長い桟橋なので、先端まで行くと10分はかかるかな?)。

ここが神津島で最大の釣り場で、マグロ、カツオ、シイラなど、1m前後の回遊魚すら釣れてしまうポイント。

見ての通りなのですが、黒潮のど真ん中の大海原に突き出す桟橋なんです。

今回は気象条件が悪く、3日間とも強風に見舞われて、あまり前浜桟橋には入ることができなかったのですが(波が被ってしまい危険)、水中をinsta360で覗くと……

水族館の水槽か!? と見紛うような魚影の濃さ。さすが離島です。

大物狙いではなくとも、これなら存分に釣りを楽しめます。

また、ウミガメもとてもたくさんいました。息継ぎをしに海面にちょこっと顔を出すのですが、20〜30匹はいたのではないでしょうか。

気になる釣果ですが、お伝えしたとおり強風で釣りにくく、特に2日目は海に行くことすらできなかったのですが、それでも様々な魚を見ることができました。

ハイライトはこちら、30cmくらいでしょうか、ショゴ(カンパチの若魚)が釣れました。

風を避けて港の内側で、ムロアジの切り身をつけて、やっすい胴付き仕掛けを投げ込んだだけです。

岸からカンパチが釣れるなんて、本州沿岸の海ではなかなか考えられず、離島ならではですね。

アジというと関東では普通はマアジですが、神津島ではこちらムロアジ。くさやの原料になることで有名な魚です。

ムロアジは、カンパチが釣れたように、釣りエサとして最高です。

生きエサとして大物を狙うこともできます!

写真1枚目のオヤビッチャ、ハコフグ、大型のハリセンボン、エサ取りがうまいベラ、獰猛に突っ込んでくるダツなど、様々な魚が釣れましたが……

いちばん驚いたのは、グロテスクな紋様が目立つソウシハギでしょうか。こちら見た目通り?猛毒の持ち主です。

「釣り部」で腕を磨いて、離島遠征「釣りざんまい生活@神津島」へ!

たくさんの子に神津島で釣りに夢中になってほしいですが、注意点が一つあります!

いかに魚影の濃い神津島と言えども、初心者ではなかなか難しい、ということです。

魚がたくさん釣れるように、手取り足取りやってあげる……なんてことは、もちろんフリーダム・アイランドではありません。

失敗も、試行錯誤も、成長のための宝物。

「そこは絶対に取れないように結んでおかないと、仕掛けがなくなっちゃうよ。もうかわりはないからね? 絶対に取れないように結んだ?」

そんなふうに子どもたちにはアドバイスするのですが、釣り始めて数分で「仕掛けがなくなっちゃった」となります。

慣れないうちは、糸が絡まっただの、針がなくなっただの、トラブル対処をしている時間のほうが長くなるくらいです。

すぐ横で魚が釣れていても、トラブルが起きていれば、釣りができない!

でも、こういう経験を重ねて、どうしたらトラブルを起こさず釣りができるのか、トラブルが起きてしまったらどう対処すればいいのか、どんどん成長していき、満足に釣りができるようになります。

ということで、フリーダム・アイランドでは、主に磯子海づり施設での釣り遠足を実施しています。

遠足はスクール生限定ですが、参加無料(交通費、施設利用料300円など実費は必要)です。

釣りを上達させて神津島遠征に行きましょう!!

【重要】新名称は「フリーダム・アイランド」|2024年・秋リニューアルオープンしました!

旧・asobi基地ユニバーシティは、「フリーダム・アイランド」という新しい名称で、2024年・秋にリニューアルオープンいたしました!

フリーダム・アイランド(Freedom Island)とは

そのまま日本語にすると「自由島」。好き放題できる無法地帯!? のように思う人もいるかもしれませんね。

でも、人気プログラム「パラダイスデー」や「石垣島7日間生活」の常連の子たちに聞けば、

それは違うよ!

と返答してくれるはずです。

フリーダム・アイランドにある自由は、

“好き放題できる” 自由ではなく、

“自分の人生を自分でハンドリングする” という意味での自由です。

もちろん、学校や塾にはない自由さがあります。自分で選び、自分で決められる、開放感いっぱいのコミュニティです。

でも同時に、「自由とはなにか?」「自分(たち)の自由を守るためには、どうすればいいか?」を学ぶ場所でもあるんです。

「世界はおもしろい!自分で選んで、自分の足で飛び立ってほしい!!」

そんな願いの元、自分自身の興味・関心から出発して、知らない世界に一歩を踏み出せる、魅力的なプログラムの数々が待っています!

フリーダム・アイランド – 入学案内

よりかね隊長

【重要】ブランド名、法人名、および公式ホームページURL変更のお知らせ

2024年5月17日より、法人名を以下のとおり変更いたしましたので、お知らせいたします。

新:一般社団法人リアルエクスペリエンス

公式ホームページURL https://realexperience-univ.com/

代表理事:寄金 佳一(よりかね隊長)

2024年8月9日より、ブランド名を以下のとおり変更いたしましたので、お知らせいたします。

新:フリーダム・アイランド

2024夏休みプログラム比較(開催地、日程、参加費用、特徴)

プログラム名開催地日程参加費用特徴
石垣島7日間生活沖縄県石垣市①6月23日(日)〜29日(土)6泊7日(満員)
②8月18日(日)〜24日(土)6泊7日(満員)
①122,100円+航空券(6月)
②159,500円+航空券(8月)
・プライベートビーチまで2〜3分のビーチハウスを拠点に、個性豊かな同世代と自分たちの責任で生活
・真夏の南の島ならではの、海遊び、シュノーケリング、カヤック、釣り、洞窟探検、星空観察など、それぞれの興味関心から自分の世界を広げる
世界自然遺産・奄美大島|野生の生き物探し(夏休み自由研究アドベンチャー)鹿児島県奄美大島7月21日(日)〜25日(木)4泊5日+自由研究作成ワークショップ+発表会(満員)127,820〜140,250円+航空券代・サンゴのきれいな海、滝、マングローブ林etc. 世界自然遺産の大自然でたっぷり遊ぶ
・奄美大島と徳之島にしかいない絶滅危惧種/天然記念物アマミノクロウサギを始め、ヘビやカエル、海や水辺の生きものの宝庫で生き物探し
・圧倒的な実感を元に、自分だけのオリジナル自由研究を作成(オンライン)し、発表会でシェア。一生モノスキルであるレポート作成とプレゼンテーションのいろはを楽しみながら体験!
パラダイスデー2024夏休み海遊びスペシャル千葉県御宿町7月29日(月)〜8月1日(木)3泊4日(満員)40,420〜53,150円+ランチ代(持参)+交通費・興味関心や好奇心に従って自立・主体的に活動できる環境をとことん突き詰めたサマースクール
・真夏の海で思い切り遊ぶ&ランチは海の家他で好きなものを食べる特別版
釣りざんまい生活@神津島東京都神津島村9月20日(金)〜23日(月・祝)3泊4日※金曜夜の船で出発(締切)30,000〜35,000円+宿泊費+交通費ほか・黒潮に抱かれた、魚が豊富な離島で釣り三昧生活
・島の民宿でのローカル体験、きれいな海でのシュノーケリングなど、釣り以外のアクティビティも

※2023年に開催した「パラダイスデー淡路島スペシャル」は、宿泊拠点とさせてもらっていたゲストハウス花野のクローズのため、残念ながら2024年は開催がありません

※「世界自然遺産・小笠原|1,000kmの旅&6日間生活」プログラムを実施予定でしたが、活動に最適な宿泊拠点の確保ができず、2024年は開催見送りとなりました。2025年以降に向けて準備を進めていきます

2024年春休み・夏休み|キャンプ、サマースクールほか自然体験プログラムまとめ

石垣島7日間生活のイメージ写真

お知らせ

2024年春休み&夏休み版!小学生・中学生の子どもだけで参加する、サマーキャンプ・サマースクール・自然体験留学・石垣島7日間生活などのアウトドアプログラム、ツアーをまとめて紹介。

首都圏や関東はもちろん、日本全国から参加OK。海外在住の方の帰国にあわせての参加も多数!

滞在中の予定がすべて白紙で「自分で計画して行動する」体験ができる石垣島7日間生活や、パラダイスデー(サマースクール)、世界自然遺産「知床」で野生動物探しをして自分だけの夏休み自由研究を作るプログラムなど、情報公開できる準備が整ったものから順次紹介!

自分たちで計画して行動する

パラダイスデー|サマースクール

◇開催地

千葉県御宿町 1泊2日〜4泊5日

◇開催日程/募集要項

※2024年は、淡路島開催の夏休みスペシャルは、ゲストハウス花野のクローズに伴い実施いたしません

          費用総額

          ※宿泊数、小学生/中学生別で変動いたします
          ¥ 14,510〜54,600 +交通費
          • 滞在中は予定が白紙
          • 責任を果たすから自由がある!
          • 自分なりの社会との関わり方を見つける

          石垣島7日間生活(2024年6月、8月開催)

          ◇開催地

          沖縄県石垣市 BeachHouse泡人

          ◇開催日程/募集要項

                  費用総額

                  ※開催時期により変動いたします
                  ¥ 122,100〜159,500 +航空券代
                  • 滞在中は予定が白紙
                  • プライベートビーチまで徒歩数分のビーチハウス貸切
                  • 日本全国&海外在住者の参加も多数!
                  満員

                  世界を広げ、興味を深める

                  世界自然遺産「奄美大島」野生の生き物探し|2024年夏休み自由研究アドベンチャー

                  ◇開催地

                  世界自然遺産・奄美大島

                  ◇開催日程

                  【体験プログラム】

                  2024年7月21日(日)〜25日(木)4泊5日

                  【自由研究作成ワークショップ(オンライン)】

                  • オリエンテーション&世界自然遺産クイズ大会|7月19日(金)21:00〜22:00
                  • 自由研究作成ワークショップ|7月26日(金)21:00〜22:00
                  • 発表会前最後の相談会|8月25日(日)〜27日(火)で個別調整

                  【研究発表会】

                  2024年9月1日(日)10:00〜16:00

                          費用総額

                          ※小学生/中学生別で変動いたします
                          ¥ 127,820〜140,250 +航空券代
                          • サンゴの海/滝/マングローブでたっぷり遊ぶ
                          • アマミノクロウサギ、ヘビにカエルも。貴重な生き物を探す
                          • 興味・関心から、自分だけの夏休み自由研究を作成!
                          満員

                          ワイルドライフ学部|世界自然遺産「知床」大型野生動物&流氷編

                          ◇開催地

                          世界自然遺産・知床

                          ◇開催日程

                                  費用総額

                                  ¥ 103,180〜 +航空券代
                                  • ヒグマや絶滅危惧種多数!大型野生動物の宝庫をリアルに体験
                                  • すべての生態系の起点「流氷」の中に入って遊ぶ(冬開催のみ)
                                  • 2シーズン連続参加で世界自然遺産の貴重な食物連鎖を肌で知る!

                                  熱中できるものを見つける

                                  世界自然遺産「小笠原」1,000kmの旅&6日間生活

                                  ◇開催地

                                  東京都小笠原村 父島

                                  ◇開催日程

                                  2024年は開催がありません。

                                          費用総額

                                          ※小学生/中学生別で変動いたします
                                          ¥ 156,200〜178,200 /人
                                          • 貴重!24時間の船旅で世界自然遺産へ
                                          • シュノーケリングや釣りetc.ボニンブルーの海を満喫
                                          • 世界自然遺産を知識&体験の両面からインプット
                                          • 世界自然遺産ならではの体験で興味・関心から世界を広げる

                                          最新情報はLINE公式アカウントでチェック!

                                          募集開始のお知らせはLINE公式アカウントで

                                          各プログラムの最新情報や、募集開始のお知らせは、すべてフリーダム・アイランドLINE公式アカウントにてお知らせをしています。リアルタイムで情報をチェックしたい方、募集開始のタイミングを見逃したくない方は、ぜひ「友だち追加」をしてくださいね。

                                          もっとよく知る

                                          申し込み方法

                                          フリーダム・アイランドに入学する

                                          入学申し込み手続きの後に、参加プログラム選択についてご案内いたします。

                                          プログラムの特徴、一年間のスケジュールイメージ、料金体系などは、入学案内にてご確認ください。

                                          フリーダム・アイランド入学申し込み

                                          《入学に必要なもの》
                                          ①保護者様LINEアカウント(緊急時連絡用)
                                          ②PayPalアカウントおよびクレジットカード/デビットカード
                                          ③事務連絡用Eメールアドレス

                                          ホットサンドメーカー5台を提供していただきました!

                                          株式会社ユニバーサル物産様(IWANO)より、「ホットサンドメーカーFT」を5台、提供していただきました!

                                          キャンプ・アウトドアのプロ、よりかね隊長が、2019年から使い続けているホットサンドメーカーの最新版で、浅くなっているフチでパンの耳がカリカリに仕上がるのが特長です。

                                          ともするとパンの耳は邪魔に感じますが、これを使えばむしろごちそうに。カリカリが美味しい!

                                          asobi基地ユニバーシティでは、パラダイスデーなどで備品として持ち込みます。

                                          こんだては子どもたちで考えるので、毎回ではありませんが、ホットサンドも人気メニューの一つになっています。きっと大活躍してくれることでしょう。

                                          今回、株式会社ユニバーサル物産様からは無償で提供していただいています。いい商品なので、もし「ちょうどホットサンドメーカーが欲しかった!」という方がいれば、検討してみてください。

                                          よりかね隊長お墨付きのおすすめアイテムです!

                                          ※Amazonで購入できます

                                          パラダイスデー2023冬休みスペシャル(12/25-29)参加者募集中♪

                                          2023年の総決算!?asobi基地ユニバーシティの代名詞とも言える人気プログラム「パラダイスデー」。冬休みスペシャルの参加者募集を開始いたしました。

                                          パラダイスデー2023冬休みスペシャル|千葉県・御宿 – 募集要項

                                          ◆「オリジナルクラフトコーラ発明チャレンジ」開催決定!

                                          衣食住の責任を果たすから、誰にもなにも口出しされない。自分たちの責任で決めて、自由にすごす。

                                          前回、パラダイスデー2023秋の3連休スペシャルのダイジェスト動画も、ぜひチェックしてくださいね。

                                          【note更新】現地集合・解散に心強い!小学生・中学生に初めてスマートフォンを持たせるときの準備パーフェクトガイド

                                          asobi基地ユニバーシティのプログラムは、現地集合・現地解散が基本。

                                          いつでも連絡が取れるようにしたり、交通手段・乗り換えを自分で調べて行動できるようにしたりするために、スマートフォンがあると便利です。

                                          asobi基地ユニバーシティに参加するこの機会に、子どもにスマートフォンを持たせようと考えるご家族も多いかと思います。

                                          そこで、スマートフォンの購入〜ルールづくりまで、小学校高学年〜中学生の子を対象にした準備ガイドをお届けします。

                                          小学生・中学生に初めてスマートフォンを持たせるときの準備パーフェクトガイド – note

                                          【目次】

                                          スマートフォンの購入
                                          -すぐ壊す!中古品を第一の選択肢に
                                          -できれば自分で購入させよう

                                          通信回線(SIM)の選び方
                                          -SIMロック解除を確認
                                          -au回線が比較的おすすめ
                                          -おすすめ格安SIMの例
                                          -回線種別の選び方
                                          -保護グッズ/充電グッズなど

                                          スマートフォンの活用方法
                                          -探す/GPS
                                          -LINE
                                          -Googleマップ(ナビ機能)/乗換案内(ジョルダン、Yahoo!など)
                                          -PayPay
                                          -インターネット検索

                                          スマートフォンのルールの作り方
                                          -「制限するルール」ではなく「自由に使うためのルール」
                                          -スマートフォンを使い始める前に子どもと確認しておくこと
                                          -「原因分析→解決策」の積み重ねが肝
                                          -例外を認めない!厳密に対応することがとても重要
                                          -ペアレンタルコントロールは非推奨

                                          犯罪対策、アダルト・有害コンテンツ対策など
                                          -制限で安心せず「教育」を
                                          -よく目を配っておくことが犯罪対策に
                                          -アダルト対策でフィルタリングはほぼ意味なし。正しい性教育が鍵