【7/11】東京湾にラピュタの要塞があるのはなぜ?|“世界の謎” 満月の夜のオンライン研究
満月の夜の、 “クイズ大会形式” オンライン研究。 テーマは、2025年秋に始まる「世界を広げるシリ 続きを読む…
10代前半(小学校高学年〜中学生)対象の体験プログラム
2025年12月〜2026年4月にかけて開催される、10代前半(小学校高学年・中学生)の子どもだけで参加するアウトドア/探究学習プログラムをまとめて紹介。
冬休みや春休みにも対応!首都圏をはじめ全国から参加OK。
◇開催地
千葉県御宿町
◇開催日程/募集要項
「フリーダム・アイランド」の部活動です。入学すると参加エントリーが可能です。
宿泊が伴うプログラム以外は、一般参加(外部参加)を募集しています。
募集情報は、LINE公式アカウントで配信しています。

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「フリーダム・アイランド」スクール生対象の遠足です。入学すると参加エントリーが可能です。
プログラムにより、一般参加(外部参加)を募集する場合があります。
募集情報は、LINE公式アカウントで配信しています。





知識・思考力・判断力・発想力・行動力のすべてが問われる、最高の頭脳ゲーム「TDLアトラクション制覇チ

この1年間、どれだけ自分の世界を広げられた? どんなものに夢中になった? 何を好きになったり、詳しく

2025年春休みの自由研究発表会で、「なぜ、ドラマ『半沢直樹』はとても視聴率が高いのか?」で大賞を受賞した、スクール生Aさん(小学5年生)。
インターネットで調べておしまい、という研究も見られるなか、アンケートを自分で企画して盛り込み、客観的に見ても、頭一つ抜けた立派な発表でした。
しかし意外にも、初めて自由研究発表会にチャレンジしたときは、「もう嫌だ、やりたくない」と口にするほどの大苦戦。
しかしそこで無理強いをせず、気持ちが向くまで、信じて待つことができたため、今回の飛躍に繋がったように見えます。
スクール生Aさんのお母様にインタビューを行いました。
聞き手:よりかね隊長(フリーダム・アイランド)

――2025年春の自由研究発表会の大賞受賞、おめでとうございます。前回参加(2023年)の発表会での、Aさんの大苦戦を考えると、トロフィーを持ち帰ることができて、本当に良かったですね。
ありがとうございます。トロフィーを嬉しそうに持って帰ってきました。賞金は「大賞(3,000円)」よりも「爆笑で賞(10,000円)」のほうが多い……なんて言いながらも、嬉しそうでしたね。
――事前にみんなの発表スライドを見るので(直前に最後のアドバイスを送るため)、「これが受賞しそうだな」という予測が立つんですけど、今回はAさんかな、というのは、最初に見た段階で思いました。
研究の中で、アンケートを取るという工夫が目立っていましたが、あれはどこから出てきたアイデアですか?
いろいろと試行錯誤する中で、「アンケートを取ろう」と自分で決めたみたいです。
――おお、自分で思いついたんですね。大賞受賞という観点では、とても大きかったと思います。
最近は、自由研究発表に参加する子たちも、ネットやAIで調べて終わらせようとする傾向が見えていて、そうなると内容も「ふーん」で終わってしまいがちなんです。
10人ほどの発表者の中で、アンケートを盛り込んだのはAさんだけでした。
実は、アンケートをとるための、取材スクリプトまで作ってきたんです。それがもう、ちょっと爆笑もので。
「ちょっと時間よろしいですか?」から始まって、「娘が自由研究で半澤直樹について調べています。3問だけ答えてください」…といった台本を全部作ってきました。
娘は、そういう脚本やあらすじを書くのが好きで、むしろ台本を作りたいがためにアンケートも作ったみたいなところがあります。
学校でも、運動会の演目説明で「挨拶文を書いて良かった人が代表になる」というとき、文章力で選ばれたことがあります。自分が「やりたい」と思ったものへの情熱がすごいんですね。
一方で、毎日の学校生活で熱心に取り組んでいるかというと、まったくそんなことはなくて。宿題の感想文や、授業の振り返りを書かなきゃいけないなど、興味がないことは、途端にやる気を失って、全く進まない。
――今回はテーマ選びも良かったですよね。受賞は視聴者投票で決めますが、保護者の割合はそこそこ多い。保護者世代なら『半澤直樹』を大抵は知っているので。
前回、世界自然遺産・知床をテーマにした自由研究発表会の時と比べても、やる気が全然違った印象でした。
ここ1年ぐらい、ずっとドラマにはまっているんです。彼女は感情のかたまりみたいなタイプなんですけど、ドラマってすごく感情を動かされるじゃないですか。物語とかすごい好きなんですよね。
朝ドラの『舞い上がれ』から始まって『虎に翼』とか。あと夜のドラマとかも、今だいたい平均4つぐらい見てるかな、録画して。そこに心動かされて、まとめたい、みたいな気持ちになったんでしょうね、きっとね。

――Aさんの自由研究発表会の初参加は、2023年の夏休み。当時は、「世界自然遺産・知床|野生動物探し」と「自由研究発表会」がセットになったプログラムでした。
(現在は自由研究発表会が単独プログラムとなっており、自由なテーマで参加できます)
しかし、終わったあとには「もうやりたくない」と言っていたそうですね。
あのときは、本人は知床に行きたくて、プログラムに申し込んだんですけど、自由研究発表会がセットになっているのを、あとで認識したみたいなんです。「え?そんなの聞いてない」と。
私は「言ったじゃん」「セットになっているんだから、やるしかないんじゃない」というような話をしたのですが、案の定というか、先ほども話したとおり、やる気がないと全く進まないタイプなので。
――ぜんぜん進まなかったんですね。
2025年以降のプログラムでは、自由研究づくりからサポートしていて、2〜3回集まってワークショップを行っていますが、当時は完全に自宅で完成させる必要がありました。
ギリギリまで手をつけず、「できるところまででおしまい」という形になりました。
もちろん中途半端な出来栄えで、受賞にはほど遠い状態です。
――そのときのAさんの様子はどうでしたか?
特に落ち込むでもなく、「あー嫌だったな」という感じです。用事があって発表会にリアルタイム参加できなかったので、発表動画を送るだけ送って、「もう嫌だ、やりたくない」と。
それ以上は何もなかったです。親としても、「いまいち盛り上がらなかったな」「まあでもしょうがないか」ぐらいで、そのまま特にアプローチはしませんでした。
夏休みのあと、知床には、冬の流氷ウォーキングプログラムで「もう1回行きたい」となって行くんですけど、その時は「自由研究ないよね」と確認して行くぐらいでした。

――その冬の知床の「流氷ウォーキング」プログラムの参加が、大きな転機だったそうですね。
学校から出ていた自主学習(ノートに自由テーマでまとめてくる)の宿題があって、せっかくだから知床をテーマになにか書いたら? みたいなことを言ったんです。隊長も写真をいっぱい送ってくれましたしね。
そうしたら、「じゃあスライドを作る」と言い出して。
ほう、みたいな。
――自由研究がないことを確認までして知床に行ったのに、帰ってきたら「まとめたい」と、自分から言い出した。不思議な変化ですね。
ちょっとそこの心の変化は、分からないです。正直、言われた親としても、また面倒くさくなって終わるのかな、ぐらいに思ってたんですけど。
ただその時に、一緒に写真を見ながら、「同じ知床に行ったのに、夏と冬ですごい違いじゃない?」「よく見たら、夏と冬で同じ場所の写真なのに、全然違うね。比較したら面白そうじゃない?」みたいな話はしました。
娘も、この違いは面白い、と思ったみたいです。写真だけはフォルダから出して使いやすいようにはしてあげましたけど、あとはもう、手を出すまでもなく、ぜんぶ自分でやりました。
夏と冬と行って、全然違ったという体験の大きさがあって、伝えたくなっちゃったのかもしれません。
――フリーダム・アイランドはもちろん、探究学習系の事業者は例外なく、驚きや感動、興奮を大事にしますけど、脳科学では、「情動」……つまり心の動きこそが、記憶を深く刻み込むトリガーになると言われています。
単に教室で習う、動画を見せられるだけじゃなくて、実際にやって楽しかった、興奮したという体験があると、やっぱり残るんですよね。
しかも地球上で唯一無二の知床ですからね。
流氷を見た経験とかね、流氷の中に入るすごい楽しかった経験とかね。なかなか小学生で体験できないですからね。
冬はオオワシ(翼を広げると2.5mになる絶滅危惧種の巨大鳥)、夏も動物(キタキツネ、エゾシカ、ヒグマetc.)いっぱいいるじゃんみたいな話になったり、あと魚の写真とかね、いろいろ伝えたいことが出てきたみたいです。

――そんな経験を経て、2025年春の自由研究発表会に参加しようとなった、この流れというのは、どのような感じだったんですか?
実は私からは、なにも言っていないんです。
フリーダム・アイランドのプログラム選択のときに、いつもプログラム一覧を見せて、自分で選んでもらっているんですけど、「自由研究もやる」と言ってきたので、え? と驚きました。
もともと兄が、探究学舎の実践探究で、スライドを作って発表していたのを見ていて、娘は日は兄がやることは全部「私もできる」と思っていて、実際にやりたがるところがあるんです。
ですので、自由研究発表会みたいな “スライドを作って発表” は、もともとやりたかったのだと思います。
ただ、2023年夏の知床では、自由研究があると思っていなかったから、気持ちが乗らなかった。
それでも、一応は自由研究を作ったという経験、兄を見ていてやりたかったという思い、そしてなにより知床に夏・冬と行って、違いに驚いて、伝えたいという思いが芽生えたんじゃないですかね。
――Aさんは、大賞をとった2025年春の一つ前の開催、2024年夏の自由研究発表会を、参加はしていませんが、見学しているんですよね。これも大きかったかもしれないですね。
「世界自然遺産・奄美大島|野生の生き物探し」の発表ですね。確かに、娘はけっこう負けず嫌いなので、自分がやらないところでみんながやってて、というのは、刺激になったのかも。
できた経験、できなかった経験、参加しないで見てた経験とか、色々なことがきっと大事なんでしょうね。

――最後に1つ質問です。子どもが「やりたくない」となった時に、そのまま放っておけないという親もいると思います。そこをどっしり見守れたのは、なぜですか?
またやりたくなったらやったらやるだろう、という気持ちが根っこにはあります。子どもは、興味が向いているもの、好きなもの、今やりたいこと等は、コロコロ変わるので。
もちろん親としては、忙しかったとはいえ、やれない時間がないわけじゃなかったけどやらずにここまで来てしまった、みたいなのは、思うところがあります。
でも、「できない」も「その時やらない」も、これはこれでしょうがないと。
じゃあ一旦これはおしまい、と切り替えました。
色々アプローチはするけれど、選ぶか選ばないか、その時その時の、その子供の状態かなと思っています。そして最終的には自分で選んだものが残ってくるのだと思います。
――私自身、自分の人生を振り返っても、いったん辞めたけど、何年か後にやっぱりこれやろうと戻ってくるみたいなことは結構ありました。
最終的に、娘も、兄も、自分で選んで、自分でやってみて、それがうまくいくこともいかないことも経験して成長するだろう、とベースでは思っています。
そこは信じているんですよね。
――とても共感します。いろいろ経験したり、選択肢がある中で、相対的に「自分に合っているのはこれだな」というのが人生ですからね。
フリーダム・アイランドではそういう経験こそしてほしい。
実際、Aさんのように、一度は「やりたくない」となっても、結局ある時「やる」と戻ってきて、大賞を受賞するわけですから。
タイミングを待つ大切さ、信じてどっしり構える大切さが、多くの人に伝わるといいなと思っています。本日はインタビューに協力していただきまして、ありがとうございました!
フリーダム・アイランドの自由研究作成ワークショップは、ビジネスシーンでも通用する、レポート作成とプレゼンテーションのエッセンスを、楽しみながら学べてしまいます。

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フリーダム・アイランドでは、スクール制移行直後から導入しているリアル登校日「フリーダムデー」に続き、オンライン登校日「“世界の謎” クイズ大会」を2025年7月から導入します。
原則、満月の夜に開催し、すべてのスクール生が、追加料金なし(月額基本料金のみ)で参加できます。
※原則、月1回程度。ただし他プログラムとの兼ね合いで開催困難な場合はスキップされる場合があります
LINEオープンチャットでのオンラインコミュニティ(スクール生/保護者別)とあわせ、居住エリアに左右されずに、スクール生同士(あるいはスクール生とスタッフ)のコミュニケーションを深められる体制となります。
オンライン登校日「“世界の謎” クイズ大会」で取り上げるテーマは、
など。
フリーダム・アイランドは、実体験だからこその心揺さぶられる体験に特長がありますが、これらリアル参加プログラムと連携し、オンライン登校日に事前に驚きや感動、興味深い知識をインプット。
心揺さぶられる体験を、「おもしろかった」「すごかった」だけで終わらせず、自分の世界を広げたり、将来の選択の糧になったりするような、確かな成長に繋げます。
【「満月の夜のオンライン登校日(“世界の謎” クイズ大会)」開催一覧】
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Zoomで開催します。参加URLは、スクール生オンラインコミュニティ(LINEオープンチャット)にて、お知らせしています。
フリーダム・アイランドに入学すれば、参加申し込み等は必要なく、追加料金なしで、誰でも参加いただけます。
【新入学希望の方】スクールのシステム、料金、入学手続き等についてはこちら
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普段は行ったことのない場所に行ってみよう。やったことのないことをやってみよう!
よりかね隊長です!フリーダム・アイランドでは、2025年9-11月プログラムより、「世界を広げるシリーズ」をリリースいたします。
大学受験では、テスト入試(一般選抜)での入学者が、4割台にまで減少している時代です。
向いていない受験勉強を強いる必然性はなくなり、興味を持つ力を武器にした進学やキャリア形成が、当たり前の選択肢となりつつあります。
だからこそ、現代の子どもたちにとっては、いかに自分の世界を広げ、様々なモノ・コトに好奇心を発揮できるようになれるかが、極めて重要です。
なぜなら、
自分で決められるから、やりたくなる。
やりたいから、夢中になれる。
夢中になるから、飛躍する。
フリーダム・アイランドの金科玉条のとおり、誰しも、興味を持つことさえできれば、ストレスなく最速で学び、最高効率で成長できるからです。
そして誰に言われなくとも、自分でどんどん世界を広げていけるようになっていきます。
任せてください。フリーダム・アイランドは、
「知っている? 大人になったら、魅力的な世界を、自分の意志で自由に歩き回っていいんだよ」
と子どもたちに伝えてみせます!
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普段は行ったことのない場所に行ってみよう。やったことのないことをやってみよう。 世界を広げるシリーズ 続きを読む…
「世界を広げるシリーズ」は、これまでよりも一歩先に踏み出すための、秘密の装置です。
それと同時に、プログラムでのワクワク感や、「おもしろい!」「すごい!」「驚いた!」などの心の震えが、学校でやっている勉強や、身近な学問、そしてエンターテイメントやマーケティングなどビジネス的な視点に繋がっていくように設計されています。
例
などなど
通常のプログラム選択で、お申し込みが可能です。2025年9-11月プログラムは、7月上旬〜23日(水)が選択期間となります。
スクール生の皆さんは、フリーダム・アイランドに慣れてくるにつれ、参加するプログラムがだいたい固定されてきていると思いますが、今回は1つ2つ、これまでにない一歩を踏み出してみましょう!
子どもの世界が大きく広がって、意外な「ドハマり」に巡り会えるかもしれませんよ。
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フリーダム・アイランド代表のよりかね隊長です! 長女が、中学3年生の春休みに、大学入試の1次審査が免除される認定証を獲得することができました。
この認定証は、学校の成績やテストの点が基本的に問われず、面接(探究学習等の活動内容に関連する質疑応答)のみで大学受験が可能となるものです。
偏差値にあまりこだわらず、興味を持つ力を武器に進学・キャリア形成を考える場合には、非常に魅力的な事例ではないかと思います。
フリーダム・アイランド「自由研究発表会」でのレポート作成・プレゼンテーション、および受賞の経験が、大きな後押しとなっていますので、具体的に事例を紹介します。
近年、大学入試では、テストでの受験(一般選抜)での入学者が5割を切り、学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜が存在感を高めています。
具体的な入試の状況や、入試形態・選抜方法については「総合型選抜、学校推薦型選抜|大学入試の特徴と対策の考え方 – fly away」にて詳しく解説していますので、参考にしてください。
推薦入試や総合型選抜の大半は、学校の成績(内申点・評定平均)が問われます。
しかし、特に総合型選抜においては、選抜方法に決まりはなく、大学・学部ごとにバラエティに富んでいます。中には学校の成績をほぼ問われない入試も存在します。
スポーツ推薦をイメージすればわかりやすいですが、スポーツでの実績や将来性を確認できれば、ことさら学校の成績(学業)を問う必要はないわけです。
今回紹介するのは、探究入試の事例です。スポーツの代わりに、高校までの探究学習の成果や、それに類する個人活動・コンテストでの実績等が評価されます。
なおかつアドミッション・ポリシーに合致しているか(その大学ならではの環境を活かして、社会で活躍できるように成長するビジョンがあるか)の勝負になります。
偏差値ではなく、夢中になる力を武器に進学・キャリア形成を考えたい場合に、まさにうってつけと言える入試形態です。
長女が中学3年の春休みにチャレンジしたのは、桜美林大学の探究入試Spiralの「ディスカバ!育成型」です。
これは簡単に言うと、大学主催のワークショップに参加し、一定以上の成績をあげられれば、大学入試の1次審査を免除する、というものです。
免除される1次審査は、書類審査で、
などです。
学校の調査書の審査が免除されるということは、つまり、基本的に学校の成績(内申、評定平均)が問われないということです。
2次審査は、
となっています。
書類審査(学校の調査書)が含まれていますが、公開されている評価基準を参照すると、学校の成績には一切触れられていません。
よほど酷い成績の場合に足切りされたり、他の評価基準で甲乙つけがたい場合に学校の成績で差がついたりする可能性がないとは言えませんので、学業を捨てて良いというわけではありません。
しかし基本的には、シンプルに「高校までに何をしてきたか」「大学・学部の環境を活かして成長するビジョンがあるか」が問われると見ていいでしょう。
探究入試Spiralは、合格率が高いのも特徴です(ディスカバ!育成型のみではなく、探究学習評価型、コンテスト活用型も含む数字です)。
「ディスカバ!」とは、桜美林大学が主催する、高校生向けのキャリア支援ワークショップです。
ビジネスマネジメント学群、リベラルアーツ学群など、大学の学部に関連した内容で、様々なワークショップが開催されています。
そのうち、一部のワークショップで、今回紹介している1次審査が免除になる認定証を受けることができます。
長女がチャレンジしたのは、「ディズニー探究キャンプ(3days来場)」です。
「ヒット商品をマーケティングしよう」というテーマの元で、グループワークを行い、最終日にはテーマパーク論の第一人者である山口有次教授・桜美林大学副学長の前で、発表(スライドを見せながらプレゼンテーション)をします。
さらに参加後にレポートを提出します。
レポートの回答項目は、まさに総合型選抜らしい内容で、活動からの学びと、将来のビジョン、今後の具体的な活動計画を問うものです。
すでに総合型選抜での入試準備を進めていて、将来のキャリアイメージが具体的になっており、実績を積み重ねてきているのであれば、それほど難易度は高くありません。
逆に、将来のキャリアイメージがまだなにもない、という場合には、認定証を得るハードルは上がります。
※総合型選抜の入試形態の特徴や、対策の考え方は、「総合型選抜、学校推薦型選抜|大学入試の特徴と対策の考え方 – fly away」にて詳しく解説しています
「ディズニー探究キャンプ(3days来場)」最終日の長女の発表の様子を、動画で見せてもらいました。
発表の内容そのものは、取り立てて優れているとか、斬新だとかいうわけではありません。基本をおさえた、平均的な水準といったところでしょうか。
しかし、非常に堂々と、臆せずにプレゼンできていたのが印象的です。
聞けば、グループメンバーが緊張しすぎていたのを見て、緊張を和らげようと立ち回っていたとのこと。
この余裕がどこから来るのかと言えば、間違いなく、フリーダム・アイランドの「自由研究発表会」での発表の経験でしょう。
長女は、フリーダム・アイランド「自由研究発表会」で2回発表しており、そのうち1回は大賞を受賞しています。
中高生であれば、大半は、人前で発表するというだけで、過度の緊張に陥ります(もしかしたら、大学生や大人であっても同じかもしれません)。
これは多くの場合、経験不足や、「やり方がよくわからない」という苦手意識が原因です。
しかしきちんと方法論を学び、実際に経験してみると、「ああ、こういう感じでいいんだ」「やってみると意外とできちゃうな」に変わります。
フリーダム・アイランド「自由研究発表会」では、きちんと喋れたかどうかや、ちゃんとできたかどうかでは評価をしません。まず苦手意識を払拭するということが、非常に大事だからです。
中には、すごくあがり性で、「人前で発表しなさい」みたいな場では、声が出なくなるほど緊張するタイプという子が、余裕たっぷりに発表したというケースもあります。
臆せずにプレゼンできたというのは成長ですが、そもそもそれ以前に、苦手意識があったら、ワークショップへの参加そのものを拒否した可能性が高かっただろう、と思います。
つまり、子どもの興味・関心が広がっていたとしても、グループワークや発表に苦手意識があったら、機会を活かすことができないわけです。
今回、参加する前から、認定証の獲得に明確な勝算があったわけではありません。気軽にチャレンジしてみたらいいんじゃない、というスタンスでした。
気軽にチャレンジできるということそのものが、10代にとっては大きな武器なのです。
そしてこうした気軽なチャレンジが、また経験値になり、その次のチャレンジを容易にします。
逆に言えば、チャレンジに踏み切れないというだけで、どんどん差をつけられてしまいます。
ワークショップ参加後に提出するレポートの回答4項目のうち、前半2項目は、参加したワークショップそのものでの成長を問うものです。
しかし後半2項目は、将来のキャリアイメージが固まっているかどうかと、すでに計画的に行動しているかどうかで、アピールの強度がまったく変わってきます。
③今回の学びを自身の探究や大学での学びにどう活かすか、見通しを説明してください。
④今回の学びを踏まえて、大学入試までの準備期間に、今後の探究や大学での学びのために何をしようと思いますか?計画を教えて下さい。
長女の場合は、フリーダム・アイランドの「自由研究発表会」に参加し、なおかつ将来のキャリアイメージも固められていたおかげで、次のようなアピールポイントがありました。
「これから始めます」と「もうすでに行動を始めていて、計画もあります」では、説得力がまるで違います。
しかし、一般的な中学、高校に通っているだけでは、なかなかここまで具体的にアピールすることは難しいでしょう。
もちろん、「自由研究発表会」だけで、キャリアイメージを固めることはできないのですが、発表して評価された経験や、賞を受賞した経験は、将来を具体的にイメージする大きなきっかけとなりえます。
長女の場合も「自由研究発表会」で大賞を受賞して、大きな心境の変化があったようです。

最後に、興味を持つ力を活かした進学・キャリア形成を行うために、長女にどのようなアプローチをしてきたかを紹介します。
最も重要なのは、子どもが自分の足で立って、自分で歩き始めること。
そのために親は何ができるか?
10代前半以降は、親の干渉を嫌うようになるのが発達段階として一般的ですので、過干渉は現実的ではありません。
なにより、自分で必要性を実感して取り組むようでなければ、成長スピードが上がりません。
自分の人生を自分の足で歩いていけるように、と考えるなら、すべては「興味を持つ力」から始まります。
長女の場合も、世界が広がるようにと、幼少期から「やりたい」という意欲を大切にしつつ、玉石混交の多彩な経験を重視してきました。
今回の長女の事例では、ディズニー研究のワークショップに参加しましたが、2010年代は私がディズニー関係の仕事をしており、なおかつ年間パスポートもありましたので、長女は100回前後は東京ディズニーリゾートに行っているはずです。
ディズニーのパレードやショーはもちろん、映画や劇団四季など、エンターテインメントには積極的に触れさせてきました。

一方で、キャンプや釣り、スキー&スノーボードなどアウトドアにも年間50日はくだらないくらい連れ出しています。春に女子高生になりましたが、未だにスノーボードや釣りは誘うと「行きたい」とついてきます。
このような幼少期をすごす中で、いつしか自分なりに没頭する対象を見つけてきて、知見を深めていくようになりました。
ディズニーで言えば、いま一番興味を持っているのは、アトラクションのメカニカルな仕組みや演出です(私はほぼ興味がありません)。
このように自分で世の中の様々なものに興味を持ち、世界を広げられるようになれば、半分は成功したも同然です。
逆に、「やりたい」より「やるべき」を優先させてきた場合は、この路線で行くのは困難なケースが多いでしょう。
なぜなら、いざ進学が迫ってきて、自分のやりたいことを考えなさいと言われても、十分な検討材料や選択肢を持っておらず、納得のいく道を選ぶことは難しいためです。
それまでにどのような経験をし、結果として何に興味を向けるようになるかは、家庭ごとに、あるいは当人の個性により、千差万別です。
「興味を持つ力」を重視して育てられてきた子であれば、誰しも、好きなもの、得意なこと、他人とは違う武器が何かしらあるはずです。
その子ならではの武器を活かして、社会で活躍するとしたら、どんな選択肢があるか? アイデアをリストアップします。
これは社会の先輩である親の出番が多くあります。
知らないものは「やりたい」とは思えません。子どもの限られた知識だけで考えさせるのではなく、人生経験や知見を活かして、「こんなのもあるよ、おもしろそうだね」と、たくさんのアイデアを出してあげましょう。
ただし、繰り返しますが、10代以降の子どもは、親の過干渉をストレスに感じ、中には強烈に反発する子もいます。
あくまでもアイデア、一つの提案にすぎない、というスタンスを崩さないようにしましょう。
長女に対しては、10個提案して1つ2つでも興味を持ってくれればいい、というくらいの気持ちでアプローチしてきました。決めるのは長女自身です。
具体的なキャリアについては、長女の場合は「謎解きイベントがつくりたい」という話があったので、リアル脱出ゲームを制作しているSCRAPへの就職を目指すのはどうか、というアイデアを出したところ、イメージの具体化へと動いていきました。
10代前半で将来のキャリアイメージを具体化しようとしても、普通は困難です。なぜなら、社会や世の中を知る機会が限られるからです。
たとえば、「動物が好きだから獣医になりたい」というとき、子どもは獣医の仕事のなんたるかをまったく理解していないはずです。
現実には、動物の死に毎日のように直面し、思いの強い飼い主とのコミュニケーションに苦心する、心身の負担が大きい職業とされます。
幼い子どもが言う “憧れの職業” ではないので、知り合いの獣医がいれば話を聞いたり、職場見学をさせてもらったり、その仕事についての実感を持てる経験をさせてあげる、ということが非常に重要になってきます。
長女の場合は「人の心を動かすイベントをつくりたい」という目標であるわけですが、私が親子向けに様々なイベントを企画してきているため、イベントの企画・運営の裏側は、実は幼少期から見てきています。

子どもが主導するイベント企画で中心的に活動した経験もありますし、フリーダム・アイランドのパラダイスデー内でクイズ大会に出題者として参加することもしばしばありました。
もちろん、謎解きイベントやリアル脱出ゲームにも実際に参加して、作り手や運営側の動きを見るということもしています。
こうした経験があるため、自分と地続きの現実的な目標として考えることができています。
10代前半でキャリアイメージを具体化する詳しい方法論については、「総合型選抜「将来のキャリアイメージ」10代前半で具体化するために欠かせない5つの手順 – fly away」で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
たとえば、弁護士になるのであれば、法学部のある大学へ進学するケースが大半なわけですが、ひとくちに弁護士と言っても、ジャンルや分野、指向性は様々です。
民事で目の前の困っている人を助けたいのか、企業法務で影響力の大きい仕事がしたいのか。後者ならば法律の知識だけでなくビジネスの知識も必要です。
こうして考えていくと、社会に出る前に、どのような環境で知識やスキルを身につけ、成長する必要があるのかが、見えてきます。
基本的には、大学という環境が効率的な場合が多いでしょうが、専門学校に行ったほうがいい、あるいは学校に行かずに経験と実績を積み重ねていくのが最善という結論だってあるでしょう。
ここでは大学への進学に絞って話を進めていきますが、大学・学部選びも、親の出番が多くあります。
インターネット検索をするだけでも、意外と興味深い大学・学部が見つかります。
言うまでもありませんが、判断基準は大学名ではありません。将来のキャリアイメージから逆算して、最適な成長の場かどうかです。
合いそうな大学・学部が見つかったら、単に子どもに提案するだけでなく、なるべく早く、候補の大学に実際に足を運ぶ機会を作りましょう。
長女の場合は、「ディスカバ!」のワークショップがあり、桜美林大学の新宿キャンパスに足を運べたのが幸いでした。実はワークショップ参加は2回目で、中学2年生の夏休みにも参加しています。
中学生ですので、高校を飛ばしてになりますが、それでもキャンパスを実際に訪れて、そこにいる学生や教授陣に触れた経験は大きいです。あそこで学ぶんだ、と目の前の現実感のある目標に変えてしまいましょう。
将来のキャリアイメージから逆算して、最適な成長の場となり得る大学・学部がある程度絞れてきたら、今度は入試形態についてリサーチを始めます。
大きく分けると、次の4つです。
それぞれの違いや、対策の考え方については、「総合型選抜、学校推薦型選抜|大学入試の特徴と対策の考え方 – fly away」で確認してください。
今回紹介した、桜美林大学の探究入試Spiralは総合型選抜です。「興味を持つ力」を最大限に活かすには、総合型選抜が最適な場合が多いでしょう。
しかし、分野によっては、総合型選抜の枠がほとんどないものもあります。

たとえば長女の場合、北海道の競走馬生産牧場で働く、という候補も実はあります。実際に生産牧場を訪問して話を伺ったところ、獣医の資格がある人材ならいつでもほしいという話でした。
この場合、真っ先に浮かぶ進学先は、国立大学の帯広畜産大学になりますが、一般選抜(テストの点での入試)が現実的になります。
いずれにしても、入試形態によって、準備すべきことがまったく変わってきます。
国公立大学を目指す場合には、当面は一般選抜が主流でしょうから、シンプルに学力を上げるために、中高一貫校や、進学実績の良い高校が有利になります。
一方で、総合型選抜のように、経験や実績を重視する選抜方法の場合は、進路にあった活動に力を入れている高校や、課外活動に専念できる高校を選んだほうが有利です。
つまり、高校受験も、「できるだけ勉強して、入れる中で偏差値が一番上の高校に入る」というものではなくなっています。
「興味を持つ力」を最大限に活かすキャリア形成・進学を目指すなら、高校選びは非常に重要です。
フリーダム・アイランドの自由研究作成ワークショップは、ビジネスシーンでも通用する、レポート作成とプレゼンテーションのエッセンスを、楽しみながら学べてしまいます。

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2024年夏の自由研究発表会で、『クラゲの毒の研究』で大賞を受賞した山田 恵冬(やまだ けいと)さん・小学5年生。
受賞を通っている私立小学校に報告したところ、学校にも高く評価され、400名近くが視聴するオンライン学校説明会でプレゼンを披露することに。
視聴者からは「5年生のプレゼンに大変感銘を受けました」「将来の理想が見えた気がします」といった、大絶賛の感想が非常に多かったそうです。
いわゆる優等生タイプではないそうですが、フリーダム・アイランドでの「大賞」受賞が、大きな自信になり、アイデンティティの確立に繋がる経験になっていると言います。
山田 恵冬さんの母親・山田 有加さんにインタビューを行いました。
聞き手:よりかね隊長(フリーダム・アイランド)

――2024年夏の自由研究発表会での「大賞」受賞、おめでとうございました。まず、学校での反響から教えていただけますか?
ありがとうございます。本人にとって、大きな自信になっています。
親の私としては、受賞してから、想像もしていなかったような広がりがあって、驚きました。
小学校の担任の先生に、フリーダム・アイランドの自由研究発表会で大賞を受賞して、トロフィーももらったことを報告したところ、「ぜひ発表をしてください」と。まず、学校の全体朝礼で、トロフィーと一緒に発表をする機会をいただきました。
続いて、その発表を聞いた学務主任の先生から、入学希望者向けのオンライン学校説明会でも「プレゼンをお願いします」と言われて。結局、370名超の前で発表をしました。
視聴した(入学を検討している)保護者のみなさんからは、「5年生のプレゼンに大変感銘を受けました」「将来の理想が見えた気がします」など、絶賛の声を本当にたくさんいただいたんです。

――すごい反響でしたね。恵冬さんにとっては、どんな経験になっていると見ていますか?
恵冬本人は、フリーダム・アイランドでとった大賞とトロフィーが、ここまで大きな話になるなんて思っていなかったと思います。ちょっと大げさかもしれませんが、「私は研究者です」「賞もとったことがあります」とドヤ顔をするくらい、すごく自信を持ったようです。
いわゆる優等生タイプではなく、注目を集めたり賞賛されたりするような経験は少なめだったのですが、今回、学校内でも発表をしたことで、先生たちからも「すごいね」と褒められましたし、下級生からも「あ、クラゲのお姉さんだ〜!」と言われるようになりました。
自信がついたのはもちろん、やりたいことが見えたかもしれない……という意味でも、アイデンティティの確立に繋がる経験になっていると思います。

もう一つ大きかったのは、自由研究とかプレゼンというものが、そんなにハードルの高いものじゃない、とわかってもらえたことかなと感じています。
もともとすごくあがり性で、「人前で発表しなさい」みたいな場では、声が出なくなるほど緊張するタイプなので、親の私としては、プレゼンみたいなものは苦手だろうと思っていました。
――えっ、そうなのですか?
発表会当日は「緊張していない」と言っていましたし、喋り出しも「どうも、クラゲおたくの山田です!」なんて、ユーモアあふれる一言から入れるくらい、余裕があったので、まったくわかりませんでした。
気の知れた仲間のお陰かもしれないですね。ここなら例え失敗しても馬鹿にはされないし、おもしろいことを言えば笑ってもらえるだろうし、という安心感があるんだと思います。
こういう雰囲気の中でうまくできたことが、成功体験になって、自信がついて良かったなと。
それから、聴衆を「笑わせにいく」という姿勢をインプットしてくれたのも良かったと思います。発表やプレゼンでそういうことを言ってもいいんだ、と恵冬は思っていなかったと思うので。
――そうなんです。プレゼンテーションで最重要なのは「相手にどれだけ伝わるか」。実は、小難しいことをダラダラと話されても、聴衆は退屈なだけで、眠くなってしまいます。記憶に残りません。
「おもしろそうだな」と興味を持ってもらう必要があるので、ある意味エンターテイナーである必要があるんですよね。ビジネスシーンでプレゼンをするときに、一番頭を悩ませるポイントだったりします。
一貫校なので、学校説明会では、高校生のプレゼンに続く形で、小学生の恵冬がプレゼンをしました。
視聴者の中には「高校生のプレゼンにも負けていなかった」と言ってくださった方もいました。
スライドが見やすかった、文字ぎっしりじゃなかった、といったところも、高評価のポイントだったようです。フリーダム・アイランドの自由研究作成ワークショップで、教えてくださったことですね。
フリーダム・アイランドの自由研究作成ワークショップは、ビジネスシーンでも通用する、レポート作成とプレゼンテーションのエッセンスを、楽しみながら学べてしまいます。

――自由研究づくりは、「やれと言わないとやらない」、なんなら「やれと言われてもやらない」というのが、家庭側の悩みになりがちですが、今回の自由研究づくりは順調でしたか?
恵冬本人が、自分で最後までやりました。
昨年までは、放っておくのも心配なので、リサーチやまとめは家庭教師にサポートをお願いしていたんです。
今回は、心配だったんですけど、隊長が1回チェックしてくれると言うし(※)、「本当に本人にすべて任せてみたらどうなるかな?」と初めてやらせてみました。
※2025年・春の自由研究発表会からは、フリーダム・アイランド・ベース(横浜市)に集まって、自由研究づくりワークショップを行います。オンラインでの最終フィードバックと合わせて計3回、レポート作成&プレゼンを学ぶ機会があります

自分が本当にやりたいことであれば、ちゃんとやるし、最後までまとめられるんだな、というのは気づきでした。
その意味では、自由研究のテーマは自由に決めていいという、フリーダム・アイランドの仕組みは、恵冬にとって安心感があったと思います。
2024年夏の自由研究発表会は、「世界自然遺産・奄美大島|野生の生き物探し」プログラムとセットになっていました。
前年の冬頃から恵冬はクラゲに夢中で、「次の夏休みの自由研究のテーマはクラゲにする」と早々に決めていたため、このプログラムにノリ気になるかは半信半疑だったのですが、参加プログラムを選ぶときに「(奄美大島に関係なく)クラゲの自由研究をしていいなら、参加する」と言ったんです。
他の子が、カマドウマとアマミノクロウサギの “糞” で研究をしていたように、本当に自由だったので、恵冬も心強かったと思います。
この経験を通じて、恵冬が将来どんな新しい研究をしてくれるのか、とても楽しみです。

――山田家は、どういう経緯でフリーダム・アイランドに参加するようになったのですか?
これにも物語があるんです。(笑)
恵冬は、自分がやりたいことに対しては全力で取り組みますが、やりたくないことはハッキリと拒否する、かなりマイペースなタイプなんです。
私も働いてるので、長期休みは、学童のようなサービスに入れたいなと思っていたのですが、知らない子とグループを組まされて、プログラムに強制的に参加させられるようなところに行くのは気が進まない、と言われてしまって。
それでも、なんとか恵冬が行けるようなところを探さなくてはと、必死にネット検索をしました。
こうして次の年の春休みは、「好きそうなキャンプを、4つくらい候補を出したから、この中から自分で選びなさい」と言った中に、「自由 キャンプ」というキーワード検索でヒットした、フリーダム・アイランド(当時はasobi基地ユニバーシティ)のパラダイスデーが入っていました。
難色は示されたんですけど、その中でこれだったら行ってもいい、と言ってくれたのが、パラダイスデーだったんです。
“なにをしてもいい、なにもしないでもいい” がコンセプトのパラダイスデーですから、恵冬も「なんにもしなくてもいいんでしょ」「Nintendo Switch持って行ってもいいんだよね」「それだったら行く」と。
そのときは、母親としては、学びに繋がらないんじゃないかと感じていたので、おすすめ度は一番下だったんですけど。(笑)
でも実際にパラダイスデーに参加したら、恵冬がすごくハマって帰ってきて。すごく学びもあったようだ、というところもあって。


――はい、初参加のときをよく覚えています! 前半は割と一人でいる時間が多かったけれど、フリーダム・アイランドでは「他の子と仲良く遊びなさい」ということはしないんですよね。
責任を果たす必要はあるけれど、自分のことはちゃんと自分で決められる。「もうそのままどうぞ」という感じで接していたら、後半は外に意識が向いて、ちょこちょこ色々なことやり始めていました。
パラダイスデーみたいに、自由が確保されてるところだったら、ちゃんと自分からも行く。ゲームだけじゃなくて、料理や釣りなど、色々やってくるのだったら、それが恵冬にはいいかな、っていうところで通うようになって、ドハマリして現在に至ります。
2年近く通って、みんな顔見知りになってきて、安心できる空間だからのびのびできるみたいなところがあって。すごい尊い場です。
――インタビューに同席の岡野さん(保護者仲間)が、「自己主張ができて、自分の思いがあって、好きなものを突き詰められる力があったら、すごくいいと思います」とおっしゃっていましたね。
フリーダム・アイランドのような場を滑走路にした、将来のイメージはなにか持っていらっしゃいますか?
「すごくいい」かどうかは、わからないのが正直なところです。
ただ、恵冬は興味のあるものとないものがハッキリ分かれているので、大学入試のために受験勉強に専念する、というようなルートよりも、隊長が言う、「好きなことを突き詰めて大学に」というコースの方が向いてるのかもしれないとは思っています。
――「きっと恵冬さんは自分で「目標のために勉強が必要だ」と納得すれば、自分からますます勉強するようになりそうですね。
フリーダム・アイランドとしては、自分で自分の人生を決める、そのために広く世界を見たり、検討するための栄養を吸収してもらったり……そんなイメージでプログラムを届けていきたいと思っています。
本日はインタビュー、ありがとうございました!
テーマは、ディズニーから、世界自然遺産、自分が個人的に好きなモノまで、何でもOK!
2つの賞があり、受賞者は投票で決まります。目指せトロフィーや賞金1万円👍️

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2025年春休み&夏休み版!小学生・中学生の子どもだけで参加する、サマーキャンプ・サマースクール・自然体験留学などのアウトドアプログラムをまとめて紹介。
首都圏や関東はもちろん、日本全国から参加OK。海外在住の方の帰国にあわせての参加も多数!
滞在中の予定がすべて白紙で「自分で計画して行動する」体験ができる石垣島7日間生活や、パラダイスデー(サマースクール)、世界自然遺産「知床」「奄美大島」での野生の生き物探しなど。
◇開催地
千葉県御宿町 2泊3日〜4泊5日
◇開催日程/募集要項
◇開催地
◇開催日程/募集要項

釣りをするようになったら、「離島で釣りをしてみたい……!」と憧れる人は、大人・子ども問わず多いはず。
LINE公式アカウントではお伝えしきれない、普段の活動の様子は、InstagramやFacebookページで配信をしています。
ぜひフォローしてくださいね。

10代前半が、高度な “自由” と向き合い、試行錯誤することになるフリーダム・アイランド。遠足も、「引率の大人に連れていってもらう」というような、小さい子ども向けのものではありません!
まず、ミッションが書き込まれたマップをグループに配布。
スタッフはスタート地点までは同行しますが、そこで一旦さようなら!
自分たちでマップを見ながら、道を選び、どうしたらミッションをクリアしつつ、最短でお昼のゴールにたどり着けるか、頭を捻って考えます。(見守りはGPSで行い、LINEでいつでも連絡を取れる体制としています)

実はこのミッション、簡単ではありません。
たとえば③の「2つの池の写真を撮れ」。
スタートしてすぐ近くにある瀬上池に目が行ってしまいますが、瀬上池に行くとなると、低地まで一回降りてから登り返すことになり、かなり疲れてしまいます。
ある子が、マップ内に “瀬上池がよく見えます” と書いてあるのを発見し、「写真を撮るだけだったら、池のそばまで行かなくてもいいんじゃない?」と提案。
いいですね、こういう発想力が素晴らしい。
(ところが実際にそこに行ってみたところ、木が生い茂ってしまっていて、池が見えなかったとのこと。トラブル発生!さあどうする???)
ムードメーカーとして引っ張る子、参謀としてアイデアを出す子、道があっているのかマップで丁寧に確認する子、などなど、互いに補い合いながら進んでいきます。

こうして、ああでもない、こうでもないと相談したり、トラブルに対処したりしているうちに、気がつくと5〜6kmをいつの間にか歩いてしまっています。
午後はスタッフも一緒に行動しますが、1日トータルで、10〜12kmを踏破。そのあいだ、「疲れた」「ダルい」などのネガティブな言葉は一切聞こえてこないんですよ。
(終盤は「足が痛い」という子はいますけどね。それだけ歩いているんですから当然です)

お昼のゴールである、横浜自然観察センター前で、ランチを食べ、休憩したあとは、鎌倉へ向かいます(ここからはスタッフも同行します)。
ずっと森の中を行きますが、横浜市と鎌倉市では管轄が違い、途中には「市境広場」という場所もあります。
鎌倉市に入ると、特有の切り通し的な地形が見られたり、笹や竹林が現れて植生が変わったり、明らかに風景が変わり、歩いているだけでもおもしろいんですよ。

遠足のハイライトは、行政の公式マップには載っていないことが多い、「獅子舞」の谷です。


黄色いイチョウの絨毯に、燃えるように鮮やかな紅葉、そして抜けるような冬晴の空。
12月に入って、紅葉が本格化するのですが、素晴らしいのひとこと。子ども「すごい……」「きれい!!」と思わず息を呑みます。
獅子舞の谷を抜けて、鎌倉市街へと入ります。
鎌倉遠足が人気の理由は、もちろん紅葉(12月開催)も桜(4月開催)も見事ではあるんですが、それよりもなによりも、“食べ歩き” にあります。
ご存知の方も多いと思いますが、鎌倉駅から続く鶴岡八幡宮の参道と平行して、一本裏には、小町通りがあります。たくさんのグルメや雑貨、お土産屋さんが軒を連ねる、注目スポットです。

鎌倉遠足では、お小遣いを2,000円に設定。10〜12km歩いてきたご褒美ではないですが、好きなものを好きに食べたり飲んだり、お買い物をしたりできます。
これが10代前半(小学校高学年〜中学生)には大人気!大人でもワクワクしてしまうスポットなので、当然ですよね。
そして何より、誰にも何も口出しされず、自分でハンドリングできるというのが、このお年頃の子たちにとって、最高の報酬になります。
10代前半ともなると、自立心が育って、親とのお出かけを嫌がるとか、何かと出不精になるとか、思うところもあると思いますが、それにもやはり理由があります。
フリーダム・アイランドでは、お年頃の子どもたちの心をくすぐる、遠足や行事、部活動を多数実施していますので、「YouTubeばかりじゃなく、もっと外に出てほしい」とお悩みなら、ぜひ遊びに来てくださいね。
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「日本は自然豊かな国である」とよく言われますが、世界自然遺産・知床は、その中でも明らかに群を抜いていて、よりかね隊長が「国内ナンバーワン」と断言する、野生動物の宝庫です。
ヒグマ、エゾシカ、オオワシ(翼を広げると2.5m)など、特に大型動物にかけては、右に出る地域はまずありません。
それだけではなく、地球レベルで見ても特徴的な生態系を持ち、絶滅危惧種や固有種も多く生息しています。
そんな、日本だけれど日本じゃない、北の大地の果てで、多感な10代前半が、自分の世界を圧倒的に広げるプログラム。どのような体験ができるのか、詳しくレポートします!
世界自然遺産である知床半島は、北海道の東の果てにあります。
おおよそ、網走と根室の中間に位置し、すぐ目の前に、国後島を始めとする北方領土があります。オホーツク海に面しています。
首都圏からのアクセスは、もちろん飛行機。女満別空港または中標津空港の利用で、どちらからも車で1時間30分ほどです。
世界自然遺産・知床プログラムは、秋と冬の年2回。どちらも唯一無二の体験ができる、まったく違った内容での開催です。
秋は学校行事やテストも多いため、3連休に開催することになりますが、たった3日間では体験も急ぎ足!
1000km以上の大移動をして、ホテルにチェックイン&夕食を食べたら、さっそくナイトサファリへ出発します。

世界自然遺産・知床での現地ガイドは「ピッキオ知床」に依頼しています。

知床には何度も視察に行ってプログラム開発をしましたが、その中で、
「この人たちなら、間違いなく、子どもたちの好奇心に全力で応えてくれる!」
と確信を持てたのが、ピッキオ知床のみなさんでした。
ひとことで言えば、「仕事でやっているというよりも、本当に知床や生き物が好きだからやっているんだなぁ」という実感が、ひしひしと伝わってくる、そんな人たちです。

ホテルまで迎えにきてくれた車に乗り込み、いざ出発。
野生動物なんて、普通はそうそう会えるもんじゃないわけですが、知床では違います。
市街地からほんの数分で世界自然遺産の構成地域に入りますが、すぐにエゾシカの群れを目撃。そのすぐ後にキタキツネに出会います。
車の窓のすぐ向こう、意外なほどの至近距離に、野生動物たちがいるわけで、当然、子どもたちの興奮の声が、車内に響き渡ります。

この日は残念ながら、ヒグマには会えませんでしたが、この秋は3回に1回くらいの頻度で、出没しているそうです。
知床半島は、ヒグマの生息密度が世界有数。
これが何を意味するかというと、あれだけの大型哺乳動物が、近い距離で共存できるほどに、餌が豊富にある地域だということです。

豊かな大自然があり、ヒグマが高密度で生息できるほどに、動物の餌も豊富にある知床半島。
その象徵とも言えるのが、川を遡上するシロザケやカラフトマスの存在です。
橋の上から川を覗き込むと……

子どもたちから思わず
「すげー!」
「あれ、手を突っ込んだら絶対にとれるでしょ!?」
という声が上がるほど、たくさんのサケ・マスが泳いでいます。
※川を遡上するサケ・マスは採取禁止です。海側も、河口の両サイド500mは禁漁となっていますので、ご注意ください!

知床がこんなにも豊かな理由は?
すべての起点は、厳冬期に、ロシア・アムール川の河口周辺から、はるばる流れてくる、流氷だと考えられています。
流氷は、アイスアルジー=植物プランクトンを運んできます。
植物プランクトンを餌に、動物プランクトンが育ち、それらを餌にする海の生き物たちが育ちます。サケ・マスもその一つです。
海の生きものが豊かだと、それらを餌にする海鳥や、アザラシなど海棲哺乳類、ヒグマなど陸生哺乳類が生きていくことができます。
川を遡上して産卵したサケ・マスは力尽きますが、死体は陸地にリンを始めとするミネラル成分を運ぶことになります(動物が食べたあとの糞もそうです)。
リンは植物にとって欠かせない栄養素であり、草食動物をも支えることになるわけです。
こうした流氷を起点とする、特徴的な食物連鎖こそが、知床半島を世界自然遺産たらしめている理由です。

昼食を食べたら、午後は原生林に入って、野生動物探しをします。
天気が良ければ、知床連山の見事な風景も見られます。これが冬開催では、こうなります。

どちらの季節の景色も見たいですよね。
さらにオマケで、羅臼岳(一番手前の山)の頂上からの景色は、こんな感じです。

2020年の秋に、プライベートで登ってきました。右奥に見えているのは国後島です。
(プログラムでは登りません!標高はそれほど高くないのですが、200mくらいから登るので運動強度がかなり高く、トレッキング中級者以上向けです)
さらに海岸沿いの絶壁からの景色も!

どこから見ても日本離れしている、すごい景色です。
そんな知床連山を背に、原生林へと分け入っていきます。

道なき道を進むので、子どもたちにもワクワク感があります。
実は、整備された木道歩きだと「疲れた」という愚痴ばかりが聞こえてくるのですが、原生林トレッキングではそれがないんです。
原生林トレッキングでは、野鳥やエゾシカを筆頭に、エゾリスやシマリス、キタキツネなどに出会える可能性があります。
なお、ヒグマに遭遇する可能性もゼロではありません。対処法をしっかり身につけているガイドさんなしでは、なかなか足を踏み入れられませんね。
ちなみに、熊が出ると本州では射殺されますが、知床では、熊が出たエリアに人間が近づかないという対処をします。野生動物たちの棲み家に、人間がお邪魔するわけです。
そして最奥部では、オホーツク海の絶景に出会えます。

この原生林は、冬にはスノーシューをはいて野生動物探しをするのですが、オホーツク海には流氷が押し寄せています。

原生林トレッキングを終えると、日没の時間でした。
オホーツク海の水平線に沈む夕日! 雄大な風景であるのはもちろん、色が素晴らしいんです。

知床半島の玄関口、斜里町は、サケ・マスの水揚げ量で日本一です。
ウトロ漁港には「ウトロ鮭テラス」という見学施設が無料開放されており、誰でも水揚げの様子を見学できます。


巨大な網とクレーンで水揚げされる、大量のサケ・マスに、思わず子どもたちも見入ってしまいます。
サケ・マスは定置網漁なのですが、海岸沿いの道路を走っていると、わりと「すぐそこ」に定置網があるのが見えます。豊かな海を実感せずにはいられません。
定置網には、サケ・マス以外の魚、たとえばブリやフグなども紛れ込みます。
選別は手作業で行わざるを得ないそうです。実際に写真でも、立派なブリやフグの姿が見られますね。

世界自然遺産の海には、どんな魚がいる? 釣りをしたら釣れるの?
ということで、秋開催では釣り体験を組み込んでいます。

実際、とても簡単に釣れます。
しばらく釣れなくなる時間もあるのですが、そうすると子どもたちは、あれこれ試行錯誤を始めます。釣る場所を移動してみたり、釣った魚を解体して餌にしてみたり、仕掛けを遠くに投げ込もうとしてみたり。

実は仕掛けを投げ込むと、海底の岩礁や障害物に根掛かりして、仕掛けが切れてしまいます。仕掛けのセッティングから自分でやり直しなんですが、これも学びですね。
やってみたいから試してみる。これが成長のためには重要。ちなみに自分たちで解体した魚の切り身では、そこそこ釣れていました。試行錯誤が成功した例です。

釣った魚は、飛行機だと持って帰るのが大変なので、ウミネコやカモメにあげます。
次から次へと釣れるので、海鳥たちもお腹いっぱいになりそう? 帰りの飛行機の時間ギリギリまで、夢中になれる豊かな時間が続きます。




秋開催では、たくさんの野生動物に会い、川を遡上するサケ・マスを始めとする、海の豊かな生き物たちを見ることができます。
そしてこれらはすべて、流氷がもたらすアイスアルジー(植物プランクトン)が起点。
なぜこんなにも世界自然遺産・知床が豊かなのか、強烈な実感と共に理解してもらうために、冬の「流氷ウォーキング編」との連続参加がおすすめです。




冬は、ドライスーツを着用して流氷の中に入って遊び、クリオネも探します。これが楽しくてしかたがない!
また野生動物も豊富に見られます。中でも、翼を広げると2.5mにもなる巨大なオオワシは必見。真上を飛んでいくと、本当に心を動かされます。
もちろん、知識のインプットも、ピッキオ知床のみなさんの助けを借りて、しっかりします。
ただ教室で教わっただけでは、十中八九、すぐに忘れてしまうでしょう。しかし、実際に知床に行って、野生動物に会い、釣りや流氷ウォーキングなど、夢中になって遊んでしまう体験があれば、心と記憶に深く刻まれます。
なにより、そこには、実感を伴う本質的な理解があるんです。
冬プログラムは、流氷が流れ着くこの時期だけ! の2月末〜3月上旬開催です。
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流氷の上を探検し、スノーシューをはいて野生動物を探し、好奇心の赴くまま、世界有数の大自然を満喫する、スペシャルな4日間。
翼を広げると最大2.5mにもなる感動の生き物「オオワシ」や「オジロワシ」をはじめ、「キタキツネ」や「エゾリス」「エゾシカ」などの動物たちに会える!

| プログラム名 | 開催地 | 日程 | 参加費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 冬休み北海道探究|洞爺湖有珠山ジオパーク&雪遊び | 北海道「洞爺湖有珠山ジオパーク」 | 2024年12月27日(金)〜30日(月)3泊4日 | 66,000円+航空券代+食費・活動費等 ※詳細は募集要項で確認 | ・温泉付きログハウスを拠点に「洞爺湖有珠山ジオパーク」を探究。興味関心から自分たちで計画して活動 ・噴煙を上げる有珠山は24年前に噴火したばかり。カルデラ湖の洞爺湖、火山科学館、噴火の遺構など、地球の神秘を体感&インプットできる探究学習プログラム |
| 白馬|スノーボード&雪遊び合宿 | 長野県白馬村 | 2025年1月3日(金)〜6日(月)3泊4日【募集締切】 | 75,970〜91,370円+交通費(小学生8,040円、中学生16,080円)+リフト券代等 ※詳細は募集要項で確認 | ・世界に認められるパウダースノーと白馬三山の絶景! ・初チャレンジチームとレベルアップチームに分かれてスノーボードスクールを受講(2日間) ・最終日はスノーシューをはいて雪におおわれた森へ |
| 湯沢|スキー&スノーボード合宿 | 新潟県湯沢町 | 2025年2月22日(土)〜24日(月・祝)2泊3日【募集締切】 | 61,600〜89,100円+交通費(上越新幹線|自宅 – 越後湯沢駅間)+リフト券代等 ※詳細は募集要項で確認 | ・広い雪原で全力雪遊び+カードゲーム大会でチームビルディング ・スキー/スノーボード別に初チャレンジチームとレベルアップチームに分かれてスクール受講(2日間) |
| 世界自然遺産・知床|野生動物探し「流氷ウォーキング編」 | 世界自然遺産・知床 | 2025年2月27日(木)〜3月2日(日)3泊4日 | 100,400〜114,200円+航空券代+昼食代等 ※詳細は募集要項で確認 | ・この時期だけ!流氷の中に入って遊べる「流氷ウォーキング」 ・野生動物の宝庫。翼を広げると、最大2.5mにもなるオオワシなど、固有種や絶滅危惧種を含め、様々な生き物に出会える ・圧倒的な実感が学びにつながる探究学習プログラム |
| パラダイスデー2025春休みスペシャル | 千葉県御宿町 | 2025年3月27日(木)〜31日(月)4泊5日 | 41,800円+宿泊費+交通費+自炊代 ※詳細は募集要項で確認 | ・フリーダム・アイランドのベースプログラム ・夢中になる力を磨いてきた10代前半(小学校高学年〜中学生)が、さらなる飛躍を目指すための、実践的アウトドアプログラム ・滞在中の予定は白紙。衣食住から遊びまで、自分たちで決めて、自分たちで計画し実行 |
※2024年冬休みはパラダイスデーの開催がありません。ご了承くださいませ
※昨シーズンまで開催していた舞子スノーリゾートでのスキー&スノーボード&雪遊び合宿は、舞子スノーリゾート側の受け入れ体制が整わない事情により、現時点では開催見送りとなっております